2019年 春
●釣行日:2019年3月末
●ポイント(場所):中五島
フィールドテスター 岡 公一郎
●使用ルアー/ジグ:撃投ジグストライク(85g/105/125g/150g)
●使用フック/サイズ:ジガーライトシワリ(#5/0)
●魚種/全長(cm):ヒラマサ
●他アイテム:撃投ボディプロテクター、撃投PEフラッシュ(#4)、ジギング組糸(180LB)、撃投PEディスタンススプレー、カルティバ ゲームグローブ…
3月末、春マサの動きが気になりに釣友と二人で中五島へ向かう渡船に飛び乗りました。
夜明け前、渡礁したのは今年の初釣りで上がった水深があり潮がかっ飛ぶ場所。
前回は回収前にやっと魚をかけ、潮の感じからしても「今からだよなぁ…」と後ろ髪を引かれつつ船に乗り込んだ場所でもある。厳冬期にくらべ夜明けが早くなりバタバタとタックルセッティングを済ませ、前回の教訓や分析を元にゲームプランを組み立てる事にした。
前回と比較して潮流の速度は遅く、沖合には潮目やヨレが出来、雰囲気は悪くない。
潮流の速度差があるポイントよりも若干浅いポイントに狙いをつけダイビングペンシルを放り込む。
いつ出てもおかしくない状況なので程良い緊張感を保ちつつ、トレースラインを少しずつずらしていく。
右手のワンドでボイル…。しかしその向こう側には上物釣り師の影…。
キャストしたいのはやまやまだがグッと我慢しそのワンドに繋がっているであろう魚道を推測しアプローチを続けた。
しかし、いい感じの流れにトップウォータープラグのローテーションを繰り返すが水面を割る反応はない。
やはり今回も朝マズメの一発は無いのか?
狙うレンジを変える為タックルを持ち替える。
潮の速度から軽めの撃投ストライク105グラム。ショートバイトに備えジガーライトシワリ#5/0を2本セットした。
前回、バイトがあったカケアガリをトレースすべくキャストするポイントを変えていく。
7時前、足元のカケアガリで軽く引っ手繰るようなファーストコンタクト。
魚は足元へ突っ込んでいく。波もなく足場も良い場所だった為、瀬の先端でリフトアップ。
5キロクラスのヒラマサをランディングした。
その後再び沈黙の時間が流れる… まだ、海は春になっていないのか?
魚が居ないわけではない。しかしヤル気のある魚が居るわけでもない。
時折水面にボイルする姿も見られるが喰われているベイトは4センチぐらいとマイクロベイトパターンの状態。
しかし、そんな状況下でフラッと現れるのがヒラマサという魚
気を抜かずプラグとジグでローテーションを繰り返すことにした。
次第に潮流が速くなりジグウェイトを125グラムに変更した。
そして9時過ぎ。今度は瀬の水道側のカケアガリで再びジグが引っ手繰られた。
僕のジグタックルセッティングはジグを繊細にコントロールするためにファーストテーパーなロッドをチョイスしている。
高弾性カーボンの感度でレンジとトレースコースの中の「潮の壁」を探り、低活性で拾うようにエサをついばむヒラマサに口を使わせるため、活きのいいベイトではなくフラフラと悶えるように漂うベイトをイメージしている。
張りの強いタックルはジグのコントロールが行いやすく、水面下を探るのに非常に適している。バイトの衝撃も手元まで伝わり、そのダイレクト感が非常に面白いのだが、その反面アングラーにかかる負荷も大きくなる。
もし足場が悪い場所で大型サイズが当たると体制を崩される可能性も高くなるため、ドラグセッティングとボディバランスには気を使っている。
先程と違い、滑り台のような足場でうまく体のバランスをとりながらのファイト
瀬際のドロップ沿いに走ろうとするヒラマサをコントロールし、1匹目より少し長いヒラマサをネットインした。
その後はまた沈黙…。
時折、愛くるしい赤い奴らが姿をみせてくれるが本命のバイトは無いままタイムアップ。
回収の時を迎えた。
プラグかジグか?によってタックルのセレクトを考えると釣りが更に深く面白くなっていく。
ヒラマサという同じ魚を狙うのだが、魚とのファイトを優先するか?喰わせる事を優先するか?
それによってタックルバランスは変わってくる。
食い気がある魚には派手なアクションでアプローチするのは変わりない。だが僕が喰わせたいのは、低活性で狭い範囲しかエサを追わない喰い渋った相手。
この日の2本のヒラマサもまさにそのイメージで喰わせることが出来た。
サイズはともかく納得のいくゲームであった。
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