【 担当者より】・近郊ショアジギグ
自分の住む兵庫県明石は
海峡の街。明石タコと明石ダイが有名な漁村です。
あ、明石焼きも有名ですね。
海峡部ですから結構青物がつれます。
私がよく行く波止場のひとつは、遊歩道や手すりなども完備されていて釣りシーズンになると家族連れなども大勢訪れるとても身近な場所です。
そんな身近な場所ですが、結構青物も釣れます。
子供の頃は学校から帰ればすぐにランドセルを放り投げ、竿など持たず、大人が捨てた糸の切れ端等を結び、拾ったハリをつけ、防波堤に腹這いになって手を伸ばして竿がわり。
餌はつかまえたフナ虫や、カニ。
それでも十分魚はつれました。
あぶらめ(アイナメのことです)、メバル、テンコチ(のどくさり)、ベラ、ガシラ(カサゴ)などですね、。
当時はすごく釣れました。
中学高校になれば
本気でなげつりに燃え、特にカレイには異様にのめり込みました。
しかし、そんな海にそのころ青物はそうは多くはありませんでした。
20年ほど前、ちょうど撃投ジグができ、その波止場でもよく投げました。
その頃はお盆の頃からツバスが釣れはじめ秋の10月くらいには終息するという比較的シーズンの短い、しかもそんなには釣れないのが青物でした。
温暖化でしょうか?
今年などは1月4日に、犬の散歩で波止場を歩いていると、90センチのぶりをあげているルアーマンを偶然見かけました。
10年前では考えられないことです。
今年、明石近郊では2月、3月と散発的に釣れていて、4月になるとかなり気配が濃厚になり、5月は本格化。
そういう話しは聞いてはいたものの、時はコロナでわたしは釣りをしていませんでした。
解禁したのは兵庫県が自粛解除となった二週間前からです。
子供の頃から馴染んだ
大好きな海峡の景色。
対岸の淡路島に向けて、ジグを投げる。
もうそれだけで気分は爽快。
スカッとぶん投げたいのと、去年は非常によくアタッたエアロ80gからスタートです。
この日はわたしには魚が釣れなかったかわりに
波止場でとなりあった人二人がそれぞれぶりを1尾づつあげる現場を見せてもらいました。
「すごー!!」
お一人めは、レベル100か130のピンク
お二人めもレベル
100gの「湾岸今永いわし」
この日はわたしにはノーバイトだったものの、凄いものを見せてもらって気分は盛り上がりました。
わたしにぶりが当たったのはその数日後、コロナ自粛解除2回目。
大型の魚がいることは、初回にわかっていたので、様々なことをそれに合わせていました。
ラインは撃投PE2号の新品を
リーダーはクッションとしてナイロン7号を6メートル、その先にフロロ6号を二メートル三つ編みで編み込んであります。
ナイロンにフロロを連結する目的は
①ジグをジャークで暴れさせないこと(居着きの大型は動くジグを嫌うと思っています)。
②キャストのトラブルがゼロになること。つまりフルキャストを躊躇なくできます。
飛距離は釣りびとのおおいにショアでは絶対的にアドバンテージとなります。
③大型の魚が魚が来たときにクッションゴムのようにアブソーバーとして機能します。フックアウトを防ぎ、魚の挙動を吸収してくれます。
④先糸のフロロは足元で万一のテトラ擦れ、ネット擦れを防ぐためです。ナイロンよりフロロが1号細いのは、ナイロンとフロロの硬度が異なるため、編み込みを均一強度にするためにはそうするのがベターで、これに落ち着いています。
ちなみにソリッドリングへの連結部分はビミニツイストのダブルラインで、トリプルニットとしています。
これはヘビージグをフルキャストする衝撃を少なくとも数時間は耐久してもらうためです。
明石海峡は激流甚だしく、通常で80~100g、少し風が出たり大潮ともなると150g~180は普通に使用します。
それに耐えるためです。
こんな近郊ですが、わたしは以下の魚種をジグでこの20年で経験できました。
カンパチ大小
ブリ大小
ヒラマサ86センチ
サバ大小
ヒラメ45センチ
シイラ50センチ
シーバス60センチ
アジ大小
忘れているものもあると思います
けどいろいろ釣れます。
あとは地元のこの波止場で奇跡のマグロを上げたら
もう思い残すことはないかもしれません(笑)
昔一緒に楽しんできた仲間は今ではもう見かけなくなった方も多いです。
けれど最近では新しく若い方々も増えていますし、
いまでも多くの仲間と楽しんできました。
今日はリーダーのことを少し話しましたが、リーダーは明らかに重要です。
トータルバランスとして、フックももちろん大切です。
見えないはずの水中を。
潮圧を。
ジグを通じて感知して
時合を予感する。
そんかメタルジグ独特の面白さに魅了されて
今年も続けています。
そんな話を、数回に分けて続けていきます。
ショアジギングは投げる釣りであり
落とす釣り、とは異なります。
コロナあけ
先週わたしに釣れてくれたブリはいろんなことを
また印象付けてくれました。
彼がくわえたジグとハリは、記念に持っています。
何度かに分けて、近郊ヘビーショアジギングのお話しをいたします。
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