226・スローで繊細なライトショアジギング
- 釣行日:2022年8月17日
- ポイント(場所):石津浜(静岡県)
- お名前:Jasco
- 使用ルアー/ジグ:撃投レベル(40g)
- 使用フック/サイズ:投技フック(1/0)
- 魚種/全長(cm):ショゴ(40cm)
急深サーフでのライトショアジギングにて、撃投レベルと投技フックと使った釣果についてレポートを投稿させて頂きます。
私の故郷である静岡県の駿河湾では、毎年夏になると、ショゴ・ワカシ・ペンペンなど、小型青物の回遊に伴い、多くの釣り人で賑っています。
ここ数年、そんな人混みを避け、私は専ら「磯で大型青物を」と思い釣行を繰り返していましたが、今年の夏は残念ながら台風や低気圧などが度重なってしまい、久々に近所の急深サーフでライトショアジギングに勤しみました。
ショルダーバッグに40g前後のジグと替えのショックリーダーなどを詰め込み、ロッド1本で手軽に釣行できてしまう手軽さは、この釣りの魅力であります。
(ライフジャケットとクーラーボックスも忘れずに)
さて、今回のメインターゲットはショゴです。
ルアーを見切るのが早い魚であるが故か、素早いアクションが効くイメージが強い魚です。
一方で、私自身が過去にこのフィールドで釣果があったのは、非常にスローなアクションパターンが多く、今年はその再現性を明確に確認することができました。
ラインシステムはPE0.8号にリーダーはフロロの16lb or 20lbを使用。
もう長年、通い慣れたフィールドではありますが、繊細で感度の高いライトタックルで水の中をジグで感じ取ることで、これまでは気づけていなかった些細な潮流の変化などに気づくことができ、改めてライトショアジギングならではの楽しさを知ることとなりました。
<とにかく喰わせる力が強いレベル>
いつも投げるジグは撃投レベルの40gです。
レベルは潮受けが良く、潮の流れを感知するにはベストなジグです。
そして何より、着水ポイントから波打ち際まで「丁寧に探り切れる」ジグです。
探り方は、とにかく撃投レベルで潮が効いているタナを感知し、そのタナを1,2回シャクリ上げ、ヒラヒラとフォールさせる。
あまりジグを水中で跳ね上げすぎず、大きく横移動させず、丁寧に探り切ることが重要です。
この日は連日、ボトムの方で潮が重くはっきりと効いていたので、着水からカウント約30秒後、着底したら2回ほど縦に小さくしゃくり、また着底した瞬間(正確には着底する寸前)に再度、1回・2回と縦に小さくしゃくり上げます。
ジグの横の移動距離自体は小さく抑え、とにかくフォールを駆使し、縦移動でジグを見せることを意識しています。
「小さくしゃくる」と言うのも、頭の中でイメージしているよりもジグは大きく移動しているように感じているからです。
なので「気持ち小いかな?」という程度にしゃくっていくことで、短い移動距離で、長くジグの煌めきを魚に見せることができるのではと思っています。
このようにジグを大きく動かさず、小さい移動距離で、縦のフォールで見せることを繰り返す。
水中の変化点などをジグ・ライン・ロッド・リールで感じながら、探っていくことを繰り返す。
すると、ロッドにグンと伝わる重みと同時に、合わせを入れると、しっかりヒットしてくれました。
ショゴはサイズのわりに想像以上の引きで毎度楽しませてくれます。
ライトタックルで、毎日朝に4~5時間、夕方にまた4~5時間、それを2日~3日繰り返しているとジグを操作する際、不思議と手の感覚も冴えてくるのか?はたまた思い過ごしなのか?
バイトまでに至らない、ジグ周辺でじゃれついてきている魚の水流らしきものも感じられるようになってきました。
「あ、今水の動きが変わったぞ」というところはより慎重に探るようにしています。
<投技フックがアクションを強力にする>
次にフックの話なのですが、このアクションをさらに釣果に結びつけてくれるが「投技フック」だと思っています。
磯でのジギングではフックは自作で組み上げますが、ライトショアジギングのフックは、もう長らく迷わず、既製の「投技フック」を愛用しています。
刺さりの良さ、繊細ながらも担保された強度だけでなく、特にティンセルのセッティングが秀逸であると感じています。
考えられたティンセルの配置が、スローにボトムを攻める時に役立ちます。
ティンセルのお陰でフックの浮力が高まり、非常に根がかりし辛くなっています。
特にゴロタ混じりのサーフであるこのポイントにおいては、根がかりが頻発しますから、効力を発揮するものと感じています。
フックとジグのセッティングは、シンプルにフロント側のみに装着しています。
サバなどを狙わない限りは、常にライトショアジギングでもフロント1本のセッティングです。
今回の釣行では、お目当てのはショゴ3ヒット、2キャッチ
(1バラシはジグの回収時に不注意でフックが甘くなってしまっていました)
キャッチできた魚はいずれも、しっかりと上唇、下唇を貫いてバレることなく上げることができました。
ライトショアジギングだからこそできる繊細でスローな釣りを展開してみると、さらに、1投1投が楽しくなるかも知れません。
近隣のフィールドで釣行されている方がいらっしゃいましたら、是非、撃投レベルと投技フックでスローで繊細なライトショアジギングを楽しんでみたら、面白いのではないでしょうか。
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