【担当者より】・ハリがファイトスタイルを決める
こんにちは、
本日の公式インスタグラムでも、
簡単に触れさせてもらいましたが、
本日お寄せ頂いた北海道のミウトスさんの
フック選びについて書かせていただきます。
●その前に、弊社のジギングフックに関して簡単に書きます。
スティンガージギングフックというくくりで、
SJ51からスタートし、SJ41.SJ38.SJ43と
展開してきた弊社ジギングフック。
●下二桁めがハリの太さ(≒強度)
という表記になっています。
つまり一番太いのが51となります。
その次に太いのが
41.43
最も細いのが
38
というわけです。
●その後、ジギングの多様化にそって(ショア、オフショアとも)、
素材をタフワイヤ化するとともに、
ラインナップを整理する意味で
【JIGGER】シリーズに再編していきました。
細い順に
①スーパーライト
②ライト
③ミディアム
と、現在三区分あります。
●ミウトスさんのお使いいただいた「ロック」は、
ミディアムクラスです。
ミディアムクラスには、
「ロック」と「チェイス」の2つがあります。
通常のジギングにおいては、強度的に大型のヒラマサ、
キハダマグロなどミディアムクラスで、
十分適正対応できるクラスです。
●余談ですが、現在で「ヘビー」クラスの構想もあり、
これはオフショアの100~200キロという
ものを視野に入れた特殊なものですので、
通常のジギングやショアで50キロくらいまでの魚を
想定するうえでは使用する合理性はないフックです。
●今回、ミウトスさんの釣座の目の前には、
左右に岩が存在していた激シャローとのこと。
通常は、ランディングの、容易さを考慮すれば、
ジグという選択肢はなく、プラグでなんとかしたいのが
普通のショアアングラーの感覚だと思います。
そうですよね?
自分もそうです。
●ところがミウトスさんの現場判断はそうではなく、
「100グラムのジグ」
ここからは自分の推測ですが、
魚はヒラマサと大型ブリの混成。食いも気満々。
しかも岩に挟まれたシャロー。
となれば相当強引なファイトを強いられます。
●ミノーに太軸シングルを合わせればよいのでは?と、
これも普通は考えがちです。
けれどベイトサイズに合わせたミノーとなると、
シングルにしたとてフックはどうしても細くなる。
しかもゲイプサイズは狭くなり、バラしも発生しやすい。
食い気がたった時合には、
たとえシングルでもフックを外す時間がかかり
次の1投が遅れる。
●そんなことを考えれば、
・ベイトサイズのシルエット
・大型の回遊に負けないフック強度
・魚肉を、とらえるゲイプ幅
・スレ掛かり(肉切れ)を防ぐ、
ジグ+アシストフックというシステムの有利性。
そしてなによりも
・強引なファイトでも肉切れ(ハリ穴拡大)の
フックアウトを抑えることができるコンセプトのフック。
それらがすべてマッチしたのが、ミウトスさんの
短時間での連発達成だったのではないでしょうか?
勉強になりました。
自分ならプラグ投げて、2尾で終わっていたかもしれません。
書き忘れましたが、上記の【JIGGER】シリーズの
どれにも該当しない独立したフックが
ファイアフックです。
これは、ジグの青専用コンセプトとして3/0まではライトクラス
4/0を境に
5/0からミディアムクラス以上へと一気に太くなる。
あくまでも「青物コンセプト」だからです。
●前述のように多くのフックを担当させただけましたが、
私の場合いまはショアは
波止やサーフであれ、磯であれ、離島であれ、
ほぼ9割はファイアフックをツインにして使用します。
ほぼこれでこなせるからです。
しかし、時としてロックの出番となる
足場、状況があります。
その時のために、必ず持っています。
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