313・キハダの時合いはローライト
●釣行日
2023年11月3~5日
●ポイント(場所)
長崎県男女群島(遊漁船きりんさん使用)
●名前
担当者2
●使用ルアー/ジグ
ストライクプロ200㎜フローティング、EBIPOP140、投次郎50g
●使用フック/サイズ
ストライクプロ/ST-66#4/0、EBIPOP140/STX-60#5/0 投次郎/STX-58#3+マスクドスピンM、他
●魚種/全長(cm)
キハダ10kg前後3匹(ストライクプロ、EBIPOP)、クエ約10キロ(トーナメントムツ#10/0+サバ)、イシダイ40cm前後1匹&他イシガキダイ25~40cm数匹(虫ヘッドパワー+虫パフック)、他アカハタ(投次郎)など
●釣果コメント
多分人生で最初で最後であろう2週連続男女群島遠征となった今回は、諸事情で転職した一森君と釣友の松岡さん(初男女群島)の3名でのチャレンジです。
私の愛車フリード+での釣行なので、3名では荷物はギリギリ。
各自道具用バッグ1個、磯泊まりバッグ1個という厳しい条件となりましたので、使用するアイテムは厳選して臨みました。
今回はいつもの渡船屋さんが大会のために満船だったため、今秋から営業を始めた佐世保市小佐々の「遊漁船きりん」さんを利用。
船長は元々男女群島への渡船をしていた方で、通っていた釣り人とコンビを組んで新たに渡船業をスタートしたとのこと。
なので釣り人の気持ちを良くわかっておられ、初めての渡船屋さんではいつも緊張していましたが、皆さんフレンドリーでしたので今回は肩の力を抜いて訪問することができました。
基地の屋内に車を止め、乗船名簿を記入し、着替えを済ませて荷物をトラックで運んでもらい、近くの漁港から出船。
今回は諸事情で基地前の桟橋から出船できませんでしたが、今後はトラックで運ぶということはないようです。
11時出船予定でしたが、全員が早く揃ったので9時半頃には出船し、男島エリアに着いたのは13時。
早い時間に到着するのはありがたいですが、想定以上早く到着できたのでびっくり。
当日は南の風が強かったため、北面の磯メインにお客さんを下していきます。
私たちが下りたのはハナグリ島の石塚の高台。
前週によい釣りができた重箱とは水道の反対側に位置しています。
まずプラッギングで様子を見るも無反応。
潮が緩いのでこのタイミングでアカハタを狙おうといつもの投次郎を投入すると、今回はバタバタとヒット。
前週は今一つだったのですが…ポイント次第でしょうか。
お土産は確保できたので、キハダを狙ったり、虫ヘッド石鯛をしたりしますが、状況は今一つ。
時々単発でキハダのボイルは見かけますが、頻度は前週とは比較になりません。
やがて迎えた夕まずめ。
期待していたボイルは少ないものの、恐らくキハダは目の前を通るだろうと信じて投げ続けます。
西の海に日は沈み、偏光グラスを外してヘッドライトを装着し、薄暗い時間のヒットに備えます。
するとその数投後、スローポッピングしていたEBIPOP140にバイト。
ヒットした直後からやたら潜るのでおかしいと思っていると、姿を見せたのは横っ腹にSTX-60がスレで掛かったキハダ。
一森君がフライングギャフでさくっとランディングしてくれました。
10㎏弱ぐらいでしょうか。
この模様はこちらをご覧ください。
前回の釣行時、ルアーが視認できないほど暗い時間ではトップウォータープラグは思った通りにアクションさせにくかったため、ゆっくり動かせるミノーを試してみたいと思っていたので、次はフローティングミノーのストライクプロを投げてみました。
ハンドル0.5~1秒間1回ぐらいで、ゆっくりヒラを打たせながら巻いていると、引っ手繰るようなバイト。
突然のバイトに備えてドラグは緩め。
相手は一気に走っていきましたが、態勢を整えて徐々にドラグを締めながら寄せてきました。
10㎏ぐらい。
1匹目よりも少し大きいぐらい。
この日の夕まずめはこれで終了となりました。
夜は男女群島の楽しみはもちろんクエ釣り。
マキエの冷凍イワシをパラパラと撒いていると、前回同様に足元でキハダらしき大型魚がボイルしたではありませんか。
早速両名に狙ってもらいましたが、今回は残念ながらヒットはなし。
代わりに冷凍イワシを撒いていたおかげか足元で大型コショウダイを釣ることができ、虫ヘッドでアカマツカサやメッキを釣って遊ぶことができましたが…クエの反応は今ひとつ。
一晩中狙い続けましたが反応はなく、5時半からキハダの時合いが始まるため、このサバが無くなったらクエ狙いを終わろうと根掛かり覚悟で遠投すると、まさかのラスト1投でヒット。
10㎏弱ぐらい。
トーナメントムツ10/0がカンヌキをしっかりととらえていました。
翌朝の時合いでは一森君のトップにキハダがなんとツインヒット。
ただ、もうクーラーに魚が入りきらず、どちらもサイズがそれほど大きくなかったため、もったいない話ですが、海面から上げずにギャフでルアーやフックを引っ掛けてリリースすることにしました。
やがて朝まずめが終わり、巡回の時間となりました。
このままこの磯で続けていても、恐らくキハダやクエは釣れたと思いますが…3人ではちょっと狭い磯ですし、その他諸々の事情で磯替えをすることに。
次の磯は男島の上の赤瀬。
私も一森君も上がったことがないので、お互いに笑顔で上礁。
残りの人生、男女群島に何回行けるかわかりませんが、可能な限り多くの磯に上がりたいものです。
今回ターゲットとしていたのはキハダ、クエ、イシダイ、アカハタの4魚種。
またイシダイをクリアしていなかったので、上の赤瀬では日中虫ヘッド石鯛メインで楽しむことに。
しかし、アタリは非常に多いのですが、大型のカンムリベラや本州では見ることがない南方系のカワハギ、イシガキフグに邪魔され、なかなか本命までたどり着けません。
しばらく粘っていると本命のアタリが出だし、イシガキダイに混じってようやく本命を手にすることができました。
松岡さんもヒット。
私たちが苦戦している一方、青物狙いの合間にちょこっとだけ虫ヘッド石鯛を楽しんでいた一森君は、こっそりと短時間でイシダイ3匹、イシガキダイ2匹を上げていました。
私たちから少しだけ離れた足場で、足元で連発したとのこと。
場所選びの大事さを痛感しました。
夕方前の見回りで配られたのは2食分の白飯と保温容器。
なんと暖かい手作りカレーが入っていました。
しかも美味い。
下手な店で食べるよりも美味しい。
東シナ海の孤島でこんな美味しいカレーが食えるとは思わなかったです。
そうこうしているうちに待望の夕まずめ。
私は目撃できませんでしたが、キャスト範囲で20~30kgのキハダが跳ねたのが見えたそうで、一気に期待は高まります。
明るい時間はポッパーメインに。
暗くなったらミノーメインに攻めていると、完全に暗くなる直前にミノーに小さなアタリがあり、キハダらしき魚がチェイスしてきたものの、それのみで終わりました。
この日の夜のクエ狙いは全く駄目。
ウツボは多くないものの、根掛かりの嵐で全員大苦戦。
結局クエの顔を見ることはありませんでした。
最終日の回収は9時。
5時には諸々の片付けを済ませ、タックルを仕舞えばすぐに乗船できるようにしておきます。
またミノーに反応があるのだろうかと薄暗い時間はミノーを投げていると、またしてもバイトがあり、それは一瞬でフックアウト。
急いでバイトがあった付近にミノーを投げ入れるとすぐにヒット。
低い足場が多く、ズリ上げでのランディングが可能な場所なので、ギャフは使わず最後はリーダーを持ってズリ上げてもらいました。
こちらも同じような型のキハダでした。
しばらくするとダックダイブを投げていた一森君にもヒット。
ベイトはダツが多かったので、細みのプラグが良いのかもしれません。
こちらも同型のキハダでした。
その後はキハダの気配は消え、最後に残ったエサで虫ヘッド石鯛を楽しみ、イシガキダイを追加して納竿。
帰港し、基地でシャワーを浴び(無料のレンタルタオルあり)、サービスの豚汁(めちゃウマでした)をふるまってもらい、帰りに佐世保でトルコライスを堪能して帰路へ。
あっという間の3日間を終えました。
キハダに関しては、今回も晴天だったためか、全てまずめでのヒットでした。
色々と試してみたいことは多いものの、さすがに来春まで男女群島へ行くことはない(多分)ので、その時までキハダ対策を練っておくようにします。
担当者2 西浦伸至
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