すばらしいフィールドでした。
●釣行日 :9月7日~9日
●釣行エリア :佐渡島
●氏名 :中野 達也
●使用ルアー/ジグ :
●使用フック/サイズ:STX58 3/0,2/0 撃投PE5号
●魚種/全長(cm) :釣果なし
今回はお見せできる釣果なしですいませんが、先日の釣行について報告です。
先日遅めの夏休みをいただき、離島釣行したいなと当初は隠岐を予定していましたが、不安定な気候のせいか大荒れ。貴重な休日をどうしようか考えましたが、近年大マサで注目の佐渡が思い浮かびました。天気を見ると比較的穏やか。急いで情報を調べまくり、電話等してみると渡船は出せそうとのこと。急遽、休み前日の夕方に佐渡釣行決定です。その後、台風18号が発生しました(笑)。
6月の飛び魚シーズンの賑いは知っていましたが、この時期どうなの?と不安はありましたが、でたとこ勝負で行ってきました。
私の住む京都市内からなんやかんやで片道8時間くらいでしょうか、道中、尖閣湾などいたるところに魅力的な磯があり、すごいなと思うと同時に、波があり船が出ないことを確信したので地磯を真剣に見ながら向かいます。私の急なお願いを聞いてくれた真更川にある民宿「はやし」に到着です。
着くなり、やはり渡船は無理と。
こればかりはしょうがないので、船長の情報と事前情報を合わせて初日は地磯を見て回り情報収集にあたりました。何か所か絞り込みましたが船頭・釣り具屋に聞いてもヒラマサはまだ厳しいとの一言。先行きは暗いですが、同じ日に宿泊していたダイビングの方からは「沖にはブリのカーテンができており、ヒラマサも群れていた」との情報。もしかしたらと期待し、翌日に備えます。
2日目、某有名地磯に入ります。
貸切(笑)。
やはり波はそれなりにあり、這い上がってくるタイプの磯。5mほど先に根が馬瀬状に張り出し、岬右はなだらかなワンド状、左は急な崖状の場所です。
慎重に足場を決め、ドラグを調整し、19cmのペンシルで開始です。ベイトは小さな鰯、たくさんいます。トップに反応するかどうか。北からのうねりと潮流で先端付近はかなり複雑な流れ。
10投目ほどでしょうか、サラシの際を丁寧にトレースすると磯際でいきなりのバイト。少々ラインを出されましたが、沖に走ってくれたためしのげました。上がってくると80cm強のヒラマサです。しかしギャフを構えようとした瞬間、針はずれ。磯を転がって帰ってしまいました。
私にとってはかなりの大物でしたが、未開の地で魚が確認できたこの嬉しさが勝ってたように思います。
気を取り直して再開、しばらくして同じく磯際のサラシでバイト。巨体が一瞬見えました。さきほどとは明らかに違う引き、その後強烈な突っ込みでロッドは曲がりこみ、ある程度絞めていたドラグが止まらず磯際に向かい突進。次の行動を考える間もなく数秒でブレイク。今まで経験したことのないパワーにしばらくボー然です。
再開後、沖では何度かチェイスがありますがなかなかバイトせず、もやもやしているとまたも磯際でバイト。急いで足場を移動し、ハンドドラグとショートポンピングで突っ込まれる前に浮かせようとしましたが止め切れずにまたもブレイク。物がでかすぎるのと、張り出した根がかわせない…。同様のパターンでもう1回切られ、これはいろいろ考えなければと、しばしシーバスで遊んだ後、昼過ぎにこの日は終了することにしました。
3日目、同じポイントに入りますがこの日は荒れる予報で朝の数時間勝負。大きなペンシルは昨日消費したので16cmでいきます。このサイズだからかシーバスは元気にバイトしてきます。
30分後、またも磯際で大きな水柱、やや波が昨日より高く足場は幾分後ろ。引きから大きいと判断しラインをフリーで出します。しばらく走らせ寄せにかかりますが見えた魚体はかなりのもの、前日落とした推定80cmよりもはるかにでかい。根をかわすため強引に寄せますが磯際でラインを引き出しながら最後の突っ込み。何とか耐えますがやはり止め切れずブレイク。もう完敗です。その後風も強くなり撤収。終了としました。
前情報は厳しそうというかむしろありませんでしたが、悪いなりに良かったのか、良いのに悪かったのか、よくわからない感じ。悔しいながらも良い経験だったように思います。しかし、自分の力不足もあり、針をかけたまま逃がしてしまい、魚にも申し訳ない思いです。
今後、更なるスキルアップをし佐渡の大物リベンジに行きたいと思います。すばらしいフィールドでした。
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