一本の価値について感じた遠征
●釣行日 :2016/5/7~8
●釣行エリア :隠岐の島
●氏名 :糺和樹
●使用ルアー/ジグ :ローデット180、撃投ジグレベル130g
●使用フック/サイズ:ST-66#3/0
●魚種/全長(cm) :ヒラマサ60~85㎝(4本) メジロ65~70㎝(4本)
まずは担当者様、特製アシストフックありがとうございました!
手紙付きにビックリしたとともに本当に嬉しく思いました。感謝いたします。
ご挨拶が遅れましたこと大変申し訳ありません!
さて、釣行記です。
GWを利用して兵庫県に帰省し、当初は三尾エリアで連泊しながら青物を狙う予定でいたのですが、撃投モニター林田氏のススメもあり島根県隠岐の島へヒラマサ狙いで釣行してきました!
メンバーは私・ウエヤマ氏・神原氏
いつも外房エリアで外しまくっている3人です。(苦笑 )
浜吉丸さんにお世話になり一泊二日(民宿泊まり)
初日、大森島エリアを希望し、まず乗磯したのは大森島の南
キャビンを出るやいなや激しい波しぶきを浴びてびしょ濡れ!
外は真っ暗ですがこの時点で今日はタフな釣りになるだろうなと容易に想像できました(笑)
まだ暗い中、足場のチェック等をしてからタックルを組みますがなかなか足場の安定する場所が少なく荷物の置き場に少々困りました。
また吹きつける激しい横風もプラスして、何をするにもストレスの多い状況。
なんとか準備を済ませ、夜明けとともに キャスト開始です!
とにかく風が強い!
強い西風によって出てしまう糸フケやペンシルのミスダイブに気をつけながら広範囲にサーチ!
しかし開始から1時間ほどなんの反応もないままに過ぎ、結構な量の海藻が流されてきていたりしてストレス多い状況。
他の2人はちょっとグッタリきているようで、ウエヤマ氏はまた根掛かりのリーダー交換かな?神原氏は体調も優れないのもあり休憩していました。
そんな時、7:00前だったと思います。
引いてきていたペンシルの後方がモワッとチェイス!
もう一度、同じラインを丁寧に引いてくるとまたしても水面が爆発!
乗ったか!?
と身構え竿先に集中しますが…乗って ない!
チャンスをモノにしたのは神原氏!
寝起き1発目でギャーギャー言いながらも力強くリフトしてました!
無事、リーダー掴んでランディング。
メジロ70㎝
よく肥えてました!
それでもなんとか獲れて良かった!
起きてきて1投で…
てかそれワシのメジロや!笑
さぁ~魚は入ってきてますぜ~!
ってことで3人で鼻息荒く投げていきます!
自身はチェイス~バイト止まりで、なかなかヒットまで持ち込めません>_<
そんな時ウエヤマ氏からヒットコール!!
見るとウエヤマ氏の念願でありました「動画でよく見るアワセ3発」を叩き込みファイト体制に!
やりおった!と思った次の瞬間ラインブレイク!?
ラインの何処かが弱ってたんでしょうね。
何やってんねん!
残念!
その後また自身にチェイス~バイト!
…も、 針先にか すかに残る青物の感触を最後にアタリはパタッとなくなってしまいました。
その時間、15~20分くらい。
私たち3人組にとっては久しぶりすぎる、そして充分すぎる贅沢な時間でした(笑)
ジアイが終わり、魚は嵐の様に去って行きましたが海は嵐そのもの。
空は晴れてきましたが、朝だけで収まるとの予報だった西風爆風は容赦なく吹きつけています。
午前中一杯、投げ続けましたがその後反応なく、
もしかしたら夕方にかけてもう一度回遊があるかもしれないとも思いましたが、ここで磯替えも視野に船長に電話。
ちょうど昼頃に大森島のケナシという磯が空くのでそこに入りましょうか?とのこと。
ケナシという磯、2年前に乗せてもらいウルトラ スローで根魚が良く釣れ、自身初のクエを釣った磯です。
そちらの方が潮通しも良さそうだったのでチャンスがあるかもと思い磯替えをお願いしますと返答。
よし!頑張ろう!
ケナシに無事乗磯すると、予想通り南から来る流れと北から来る流れが磯前でちょうどぶつかり合っていました。
午前中のグループはジグで何本かヒットしたとのことでしたので、まずはジグを入れますが先ほどのポイントに比べだいぶ潮が流れています。
ジグをドリフトさせながら反応を待ちます。
30分ほど経った頃、ふと潮と潮がぶつかり合って筋ができていたその筋の手前に、ちょっとヨレているような…鏡のような…なんとも魅力的に感じたポイントがありました。
キャスティングタックルに持ち替え、ローデット180を風を計算しながらキャスト!
風が強いためどうしても糸フケが出てしまうのですが、逆に糸フケを利用するような引き方をしてました。
投げ始めてすぐだったと記憶しています。
瞬間的な出来事です。
その魅力的に見えた流れの中から食い上げてくる魚の姿が!
「チェイスチェイスー!」
1発で乗らなかった!?
はやる気持ちを押し殺してそのままアピ ール!
ドンッ!!乗った!!!
そのままゴリ巻きで寄せてきますが左前方に突き出した根に一直線!
あっという間にラインが根に絡まってしまいました。
強引に巻きにいきかけましたがこのままではラインブレイクは目に見えていましたので勇気を持ってラインフリーに!
(波の出入りだけは細心の注意を払い気をつけながらですが)隣の磯になんとか渡れそうだったので勝負かけました。
根にかかったラインをほどき、 テンションを掛けず緩めず竿先に聞いてみると魚が動き始めましたので全身を使って全力でリフト!
15!?20m!?だいぶ深く潜っていたようでしたがなんとか浮かせてキャッチ!
よっしゃぁぁぁ!!!
やっと会えた!
3年かかってやっとまた会えた!
ヒラマサ68㎝
震える手でシャッターを切りました。
ヒットゾーンを報告するとともに、波さえ注意して渡れれば向こうの立ち位置の方がキャスト・ファイト・ランディングともにやりやすいことを2人に伝えるやいなやダッシュするのがウエヤマという男。
早速2投目にやらかしました!
ランディングした氏の口から
「ヒラマサやっ!」
彼もずっと追い求めてきましたので本当に嬉しい瞬間でした!
その後パターンを掴んだのかバラし1を含む4連発!
最大で65㎝、2本のヒラマサを釣り上げました!
初めての全員安打!
ウエヤマ氏えぇ顔してるっ!
足取りも軽そう(笑)
神原氏も2チェイス1バイト出せたんですが乗りきりませんでした。
それでもかなり興奮状態!
そんな2人の釣りを高い位置からジッと観ていました。
本来ならすぐにでも次を狙うのが当たり前かと思いますが…先ほど獲れたヒラマサの興奮でまだ手が震え、正直その時は今日はもうこれでいい。 この一本で充分だ。
2人に何かあった時にすぐにサポートできるようにしよう。
そんな風な満たされた気持ちでした。
30分ほどした頃彼らの釣りがとりあえずひと段落した様子。
自身もその間に少しずつ冷静になり、リーダーを新しく組み直してました。
(もぅ今日はいい!なんてさっきまで思ってたはずじゃ…)
波がまた高くなっ てきていますので向こうに行けるのはあと少しの時間です。
ちょっと試したいことも思い浮かんだので
「もう一度やらせていただきます!」宣言し、ダッシュ!!
ド派手な水飛沫で答えはすぐに出ました!
先ほどよりもずっと重く力強いパワー!首振り!突っ込み!
それら全身に感じながらこちらも全力で浮かせにいきました!
感触的にすぐにデカいな!と思いましたがそれと同時にフックが1本外れる感触。
テールフック1本!
磯際でかなり抵抗されましたが最後はウエヤマ氏のギャフが決まり無事にキャッチ!
ヒラマサ85㎝
朝一番はどうなることかと不安もありましたが、初日からヒラマサに出会うことができ、嬉しさと安堵の中この日は宿泊まり。
宿泊者皆で温泉に入ったり食事をしたり、これはこれで楽しみな時間の1つです。
2日目
この日もケナシに乗る予定でしたが既に先行者が乗っており断念。
ケナシと北の鼻の間にあるワンドにて竿を出しました。
開始からなかなか潮が流れずに厳しい時間が続きましたが、回収前やっと潮がいい感じに流れ出したタイミングで撃投レベル130gにメジロがヒット!
その後パタパタとメジロのヒットが続きあっという間に回収の時間に。
いつも3人、外房を中心に、
「行きは良い良い、帰りは…」
な連続だったもんで。
それはそれで楽しく毎回珍道中でしたが、、、
釣れたらもっとオモロいやん!
興奮するし、感動するし!めちゃめちゃオモロいやん!
素直にそんな気持ち。
でもそれはここまでの3年があったからだとも思いました。
色々経験してきたし、仲間にも色々見せてもらってきたから1本目のヒラマサも獲れたと思います。
ちょうど2年前この隠岐で撃投モニター林田氏のヒラマサとのファイトを見て学んだ事がそのまま出来たファイトでした。
あの2年前がなかったら獲れてなかったと思っています。
2本目の方がド派手な出方でサイズも デカかったけれど、不思議と手が震えていたのは最初の1本目。
捉え方はアングラーの数だけあるかとは思います。
釣りをするからにはデカいの獲りたい気持ち満々ですが、それだけが感動の対象ではない。
サイズではないと改めて思いました。
ど~やら自分にとってはそのようです。
魚(サイズ)かもしれない、シチュエーションかもしれない、人(仲間や出会い)かもしれない。
わかんないですけど、またこんな釣りしたいな!
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