秋の対馬遠征は魚種多彩の13目釣り
●釣行日:2018年11月23日~11月25日
●名前:担当者2
●ポイント(場所)長崎県対馬市厳原町 梅乃家さん利用
●使用ルアー/ジグ:BC-γ60-180、撃投ジグレベル80g、投次郎40~50g(リアのアイにWクレン16号とスプリットリングレギュラーワイヤー#2を介してブレードをセット)
●使用フック/サイズ:ブループラッガー6/0、ジガーミディアムロック5/0、投技フック早掛シングル1/0(ブレードチューン時に根掛かりが減るのでおすすめ)
●魚種/全長(cm):ヒラマサ70㎝、メジロ70cm、ハガツオ50~60cm2匹、シイラ40~50cm3匹、オオモンハタ55cm、アカハタ30~40cm5匹、アコウ35cm1匹、ガシラ20cm1匹、イサキ40cm前後4匹(うち3匹は虫ヘッド)ホウライヒメジ40cm前後4匹(うち2匹は虫ヘッド)、クエ60cm(ケンサキイカ使用)、アオリイカ20cm、ケンサキイカ20cm2匹
恒例となっている秋の対馬遠征。
ヒラマサを始め、クエや様々な魚種が狙えるので、毎年この時期を心待ちにしています。
また、いつもお世話になっている梅乃家さんの名物船長トモくんによる数々のエンターテイメント(笑)も楽しみの一つ。
今年は同僚の一森君と金川君の3名で釣行してきました。
初日は16時半からスタート。
上がった磯は内院島4番で、数回渡礁経験があり、水深がさほど無いことはわかっていたので、まずはダイビングペンシルで活性の高い個体がいないかチェックしますが無反応。
潮がいまいち動いておらず、ベイトフィッシュも見当たりません。
しばらく投げ続けていたもののやはり反応がないため、暗くなる前からクエ狙いを始めました。
潮が緩いので釣りやすかったものの、しばらくは本命のアタリが無い状態が続きました。
エサのイカを釣るためにエギングをしていると、潮が動き出す直前に大物のアタリがあり、竿先が海面に突き刺さりました。
慌ててリールを巻きますが、合わせることもリフトもできずにすぐ根へすっぽり。
先日アラ師の方からクエが根に入ったら糸を緩めずに待ったほうが良いよと教えていただいていたので、そのままで1分ほど待っていると、運よく根から出てくれましたが、少し走られてすぐにフックアウト。
無理にでも合わせたほうが良かったのでしょうか。。
潮が緩んだらエギを投げたり、釣り座付近で横になってアタリを待っていたりしていると、真夜中だというのに波打ち際で月明かりに照らされて何かがキラキラし始めました。
ヘッドライトを照らしてみると、海中には無数の鱗が散り、7~12㎝の大量のカタクチイワシが何かに追われて磯に打ち上げられているではありませんか。
これはチャンスと、急いでPE2号のライトなショアジギングロッドに虫ヘッドパワー2gを結び、打ち上げられているイワシを拾って刺し、10mほど投げてカーブフォールしていると、すぐにアタリがあってヒットしたのは40cmクラスの丸々としたイサキ。
立て続けに3匹釣れましたが、イサギがヒットしたのはイワシが追われている間だけ。
その後アタリを求めて底付近まで落とすと、ホウライヒメジが連発しましたが、すぐにアタリは終了。
イワシに付いて動いているのか、イワシの気配がなくなるとアタリは遠のきました。
もう少し早く気づけば良かったです。
しばらくしてエギングでクエのエサに最適な胴長20cmほどのケンサキイカが釣れたので、早速スーパークエ35号に付けて投入すると、気持ちよく竿が舞い込みました。
一呼吸待ってから合わせを入れ、一気に巻き上げますが…思ったほど抵抗がありません。
やがて姿を見せたのはクエでしたが、60cmほどの小型でした。
その後もう一度竿が舞い込みましたが、残念ながら正体はアカエイ。
すぐに海へお帰りいただきました。
その後は特に反応がなく、不眠のまま二日目の朝へ突入することに。
薄明るくなった頃から青物狙いをスタート。
潮はイマイチ動いておらず、ダイビングペンシルやジグを投げますが、1時間後ぐらいに金川君がウルマカサゴをヒットさせたぐらいで陽は次第に高くなっていきました。
朝まずめが終わろうかという時にようやくペンシルに反応があり、60cmほどのぽってり肥えたハガツオがヒット。
これが時合いのスタートでした。
時折潮のよれ付近で小規模なボイルがあり、金川君や一森君にもハガツオがヒットし、一森君は少し沈めたヘビーシンキングミノーでヒラマサをゲット。
しばらくするとペンペンシイラが回遊し、シイララッシュが終わった頃から時合いは一旦終了。
さすがに全く寝ていなかったので眠気がピークに達しましたので、このタイミングで仮眠することにしました。
2時間ほど経った頃、またハガツオの時合いが到来し、二人とも楽しそうにヒットさせていますが、朝のサイズよりも一回り小さい個体。
私も時合いを逃すまいと寝袋から起き出し、遠くのボイルを直撃させようと撃投ジグレベル80gを遠投して同様の個体をキャッチし、リリース。
ハガツオは鮮度が落ちるのが早いため、必要分をキープしたらリリースするようにしていますが…家に帰って捌いてからわかったのですが、今回のハガツオは非常に脂がのっていて美味でしたので、少々無理しても持って帰ったほうが良かったかもしれません。。
やがて夜と同じように波打ち際へ大量のイワシ(夜よりも一回りサイズが小さい)が打ち上げられるようになったので、中層をブレードチューンで探ると、なかなか乗らないアタリ数回の末に、やはりイサギの40cmクラスがヒット。
恐らくイサギはかなりの数がいたと思いますので、ライトゲームタックルやライトショアジギングタックルを持ってこればよかったと後悔しました。
潮が完全に止まると根魚タイムのスタートです。
投次郎40~50gのブレードチューンを投入し、ボトムから5m以内をリフト&カーブフォールさせているとコンスタントにアタリがあり、大型オオモンハタ、アコウ、アカハタが連続ヒット。
根魚マンションを見つけ、あっという間にお土産確保に成功しました。
夕まずめになると急激に天気が崩れ、にわか雨が降り始めました。
気圧が下がったタイミングで青物の活性が上がったのか小規模なボイルが頻発するようになり、根魚狙いに興じていた私の射程圏内にもボイルがあったので、投次郎を急いで回収してボイルに向かって投げ、竿を立てて表層を早引きすると何かがヒット。
しかし、相手は意外と大きく、根魚用にドラグをガチガチに締めていたため、途中で締めこまれて残念ながらラインブレイク。
すぐにダイビングペンシルタックルに切り替え、ボイルに向かって投げていると、一森君にブリクラスがヒット。
直後に私にもヒットしたのでメジロかと思いきや、上がってきたのは70センチほどのヒラマサ。
小型ながら本命のヒットに一安心しました。
その後日暮れ前にもボイルがあり、ペンシルに何かがヒットしましたが私はすぐにフックアウト。
一方一森君はメジロをキャッチ。
この日の青物狙いはこれで終了となりました。
2日目の夜は、初日とは打って変わって何もなし。
雨で濡れた身体に鞭を打って頑張ったものの、エサ取りのアタリは少なく、エギングへの反応もさっぱり。
夜明け前にエサ取りのアタリが頻発するタイミングはありましたが、本命のアタリがなく終了となりました。
最終日の朝は磯替えし、星岩に上礁しました。
前日はボイルが頻発したのか、足元には死んだ小型イワシが転々としています。
こちらの磯も浅いので、ダイビングペンシルメインで攻めることにしました。
島の周囲を探るようにダイビングペンシルを引いていると、南側の潮目で何かのチェイスがあり、その数投後に70cmほどのメジロがヒット。
300mほど沖には鳥山があり、北の陸側では何かのボイルがあるので、期待しながら投げ続けると反応はなし。
何かのボイルはやがて射程圏内に入りますが、ペンシルを通しても反応がなく、ブレードチューンにも反応はありません。
完全に小型のイワシに付いてしまっているようです。
ボイルの正体が気になるので、小型のシンキングペンシルをセットしてボイルの接近を待つも、判断が遅かったようでボイルの接近はありません。
小型のボイルに気をとられていると、やがて南西側で竿を出してきた金川君が80cmクラスのヒラマサを手にして戻ってきました。
慌ててヒラマサ狙いに切り替えましたが、時すでに遅し。
しばらくすると潮が止まってしまったので、お土産は十分でしたがまたしても投次郎のブレードチューンを投入。
アカハタ、カサゴ、ホウライヒメジが連発し、やがて納竿時間の正午を迎えました。
帰りの船では顔馴染みの方がいて情報交換をしましたが、やはり小型のベイトに苦戦されていた様子。
また二日目のにわか雨の際に青物がばたばたとヒットしたようです。
恐らく内院エリアに青物はそれなりの数が入っていると思いますが、マイクロベイトに付いているので何かの活性の上がるタイミングで無ければなかなかルアーを食ってくれないのかもしれません。
結局今回は13魚種も釣ることができ、大型ヒラマサには会えなかったもののクーラーはお土産で満たされましたし、相変わらずのトモくんのエンターテナーっぷりに乗船時や港までの送迎の時間は終始笑いが絶えず、大満足の対馬遠征となりました。
今後も対馬では引き続きヒラマサは狙えると思います。
ベイトが大きくなれば爆釣する可能性もありますし、当日ケンケン漁師は14キロも上げていたので、大型も期待できます。
ただ、夜は日増しに冷えていきますので、磯泊まりをされる方は防寒対策をしっかりして挑んでください。
担当者2 西浦伸至
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