初めての熊野釣行
●釣行日:2018年12月12日
●ポイント:三重県熊野 箱島、マブリカ
●名前:担当者2
●使用ルアー/フック:パドルベイト165(フック:STX-58#1/0)、サイレントアサシン120F(フック:STX-45ZN#4)、ラピード160mm(STX-58#1/0)、セットアッパー125S-DR(フック:STX-45#5)
●魚種/全長(cm):メジロ68~70cm2匹、ハマチ45~50cm3匹。
実は私、関西に住んで20年ほどショア青物をやっているにも関わらず、機会がなかったので近所(?)の三重県の磯では今まで竿を出したことがありませんでした。
が、12/12に諸事情で熊野へ単独釣行することとなりましたので、当日の模様をレポートします。
当日は代休を利用しての平日釣行。
渡船は川﨑渡船さんを利用。
渡船屋さんの釣果情報に青物の釣果があったのを見つけての釣行でした。
初めての渡船屋さんだったので、早めに乗り場へ着いたものの、護岸の外は砂の海。
ホームページを調べても出船場所には間違いは無さそうだったのですが、もっと良く調べて見ると、台風の影響で乗り場が松崎港に変わっているとブログの記事を発見。
慌てて移動し、無事時間内に到着。
早めに行動していて助かりました。
出船は6:20。
夜中からの雨がちょうど上がったタイミングで港を出発。
船長に近況を聞くと、最近はキビナゴを追ってメジロがボイルしているとのこと。
場所はお任せでお願いすると、このところコンスタントにボイルが発生している港を出てすぐの箱島へ渡してもらうことになりました。
他にルアーマンの方が2名一緒に降りたので、軽く挨拶をしてから準備を開始。
タックルはPE5号の強めのダイビングペンシル用と、遠くのボイル打ち用にPE2号のライトタックルを用意。
とりあえず届かないボイルが出るまではダイビングペンシルで様子を見ることにして、どんな動きに反応がよいかさっぱりわからないので、まずは使い慣れたγを使って魚の反応をチェックすることにしました。
降りる時に船長からボイルがよく起こる方向を聞いていたので、そちら向きにキャストを開始。
向かい風が少々ありましたが、釣りしにくいほどではありません。
しばらく投げ続けていると、私が竿を出したのと反対側で海鳥が騒ぎ出しました。
あちらが正解だったのかと少し落胆していると、磯より少し沖で単発ボイルがスタート。
ベイトは全く見えませんが、青物は回遊していました。
ベイトは小さいと聞いていたので、「もしかしてダイビングペンシルへの反応は良くないかも…」「ミノーに変えたほうが良いかも…」などあーだこーだと悩みながらも投げ続けていると、ピックアップ寸前に弱いバイトがありました。
とりあえずこのバイトで「ボイル発生地点から岸までの短い距離で食わせる必要がある」と無理やり判断し、少ない移動距離でアピールできるパドルベイト165(フック:STX-58#1/0)に変更。
ショアからの釣りは情報が少ないので、やれる範囲で色々試すしかありません。
スラッグを大目に使ったワンピッチジャークで、表層を「ピラッピラッ」とスローに攻めていると、ボイル発生地点で派手に水面を割るバイト。
そしてヒット。
ややこしい地形でもない場所でしたので無理なやりとりはせず、ロッドのパワーに任せて緩いポンピングをしていると、すぐにメジロが顔を出しました。
ズリ上げてランディングしようと思いましたが、リアフックのみのフッキングだったので、フロントフックを魚体に絡ませて、フロントフックも掛けてから抜き上げました。
STX-58は素材強度を活かしたロングテーパーの鋭先設定なので、フォローフッキングもスムーズです。
サイズは70cmほど。
初めてのポイントで釣れた青物に、サイズ以上の満足感を覚えました。
ボイルは無くなったものの、海鳥がまだ島の周りを飛んでいるので、まだ青物の回遊はあったと思いますが、せっかくなので弁当船で熊野の名礁マブリカへ磯替わりすることに。
遠めによいサラシが出ているのが見え、気になって仕方なかったのです。
北東面は東からのうねりが強くて渡れないため、波裏の南西側に渡礁。
それでも波は結構高いため、しばらく様子を見て安全な足場を確認してから釣りを再開。
まずは波裏のサラシにフローティングミノーのサイレントアサシン120F(フック:STX-45ZN#4)を通しますが無反応。
数投して南側のサラシへ移動。
こちらはサラシが濃いので、サラシが薄まったタイミングを狙って投げ続けるも、ヒラスズキは出てきません。
しばらく投げていると、払い出す波に乗せられてサラシ外へ運ばれたミノーにハマチがヒット。
これが時合いのスタートでした。
次のキャストですぐにメジロがヒットし、その後にハマチを追加。
青物の群れがサラシに付いたようで、ヒットが連発。
場所移動が吉と出ました。
うねりが高く、ずり上げでのランディングに時間がかかるのと危険を伴うので、タックルをヘビータックルに変え、ルアーをラピード160mm(STX-58#1/0)にチェンジし、高い足場から狙ってみると、すぐにハマチをキャッチし、その数投後にメジロがヒットしたものの、サラシの中から無理に抜き上げようとしてフックアウト。
入れ食い状態に興奮し過ぎて釣りが雑になってしまっていました。
気持ちを落ち着けようと一時釣りを中断し、血抜きしていた魚の処理を済ませ、ご飯が硬くならないうちに弁当を。
私は渡船屋さんに弁当がある時必ず頼むようにしています。
磯上がりの際に余計な荷物が減るし、なにせ美味しい。
川﨑渡船さんの弁当は、温かいお茶がついて500円とは思えないほどのクオリティーで大満足でした。
気持ちが落ち着いたところで釣りを再開しましたが…青物の群れは去ってしまったようで何の反応もなくなりました。
ちょうど潮止まりを迎えたので島の半分をぐるっと回って根魚探索をしたところ、30cmほどのアカハタがヒットしましたが、足場が高すぎて抜き上げ時にポロリ。
しばらくすると箱島で同礁していた方々が磯替わりしてきました。
青物、ヒラスズキ、根魚をローテーションしながら狙いますが、反応はさっぱり。
あの時釣りを中断しなければ…と少し後悔。
潮が少し下げた頃、青物が連発したサラシにセットアッパー125S-DR(フック:STX-45#5)を通してみたところ、数投で反応があり、中型ヒラスズキがヒットしましたが、サラシにもまれて残念ながらフックアウト。
青物狙いの時にドラグをきつく締めていたのを忘れていました笑
同礁の方々が12時半に早上がりするとのことでしたので、私も一緒に帰港。
あっという間の納竿でした。
帰港後、船長に話を聞くと、青物はこれからが本番で、4月頃まで狙えるとのこと。
このエリアは北西風に強いので、冬季の釣り場としてオススメです。
ただ、大台ケ原越えのルートはこれからの時期路面凍結や積雪の恐れがありますので、スタッドレスタイヤの装着やタイヤチェーンの携行はお忘れなく。
担当者2 西浦伸至
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