気をつけて夏磯を満喫しましょう
●釣行日:2021年7月18日
●ポイント(場所):島根県 高島
●お名前:佐藤 禎一
●使用ルアー/ジグ:ぶっ飛び君95S、撃投ジグ105g、投次郎50g
●使用フック/サイズ:STX-58 #4、JF-36 #6/0、JF-27 #3.5/0、投技フック#1
●魚種/全長(cm):スマ、ヒラマサ
ご無沙汰しております。今年度ようやく魚が釣れましたので、初一発目を投稿します。
昨年から続くコロナ騒動にて釣りは自粛しておりましたが、長い自粛期間のためかモチベーションはダダ下がりで緊急事態宣言解除後も足が遠のいていました。
が、やはりストレスは溜まる一方で精神衛生上よろしくないため、心機一転会社の同僚と釣りに出かけることに。
お世話になったのは高島の恵翔丸。
自分のジャンケン全敗で3番目に渡礁。
場所は、ルアーである事と水深のある場所を伝えて船長におまかせしたところ、高島の西端の磯に決定。船着き付近はスパイクが掛らない硬くてスベスベの岩だったので、二人でリレーして荷物を奥の平らな場所まで移動。
この時点で息があがり、長いブランクを実感しました。
息を整えながらタックルを準備し、先ずは場所の観察。立ち位置と抜きあげ場所を自分の中で決めます。
潮は左から右に向かってゴウゴウと流れており、特に手前に来るほど強い。
先発はポッパーから。久しぶりのポッピングを楽しみながら数投するも・・・。同僚のダイビングペンシルにも特に何もない。
ポッパーからダイビングペンシルに変更しようとベースに戻ったところ、同行者がナブラを発見!見るとアチコチでナブラが立つというなかなかに熱い状況で、時折魚体丸だしで飛んでいる!こりゃメジかカツオだ!ということで飛距離重視のライトタックルに急きょ方針転換。
ナブラの進行方向にシンキングペンシルを放り込み、トゥイッチしながら引いてくるとゴンゴン当たるも乗らない・・・。
そして海が沈静化。
再び青物タックルに変更しようとベースに戻ると、ジグを投げていた同行者からヒットコール!立ち位置を確保するためにタックルを置いて後ろに回り抜きあげ位置を指示。
あっちこっちに走り回る魚に翻弄されながらもなんとか抜きあげたのは50cm弱の豆ヒラ。
これが同行者にとっては初めての磯青物!喜ぶ同行者を見ていると、自分も嬉しかったです。
右へならえで自分も撃投ジグ105gピンクグローをキャスト。
2回目の着底からジャカジャカで底を切ってから潮に絡めたワンピッチ、からの本命のフラフラワンピッチにヌッと当たり!すかさず合わせを入れるとイヤイヤと首をふる生命反応。
手ごたえから豆ヒラと判断し強引に浮かせようとゴリゴリ巻くと魚体が見え、黄色いラインと尻尾が見えた。
予想通り豆ヒラだったためそのまま抜きあげようと竿で持ち上げたところでまさかのフックアウト。
刺されば抜けないロック6/0だったため、おそらく魚の食いが浅く皮一枚だったところに強引なやりとりで身切れしたのだと思います。
魚は数いるようなので、めげずに投げた数投目に再び当たり!先ほどと同じ場所で食ってきました。が、先ほどよりも大きいようでなかなかの手ごたえ。
竿で耐えているとゴリゴリと嫌な感触が伝わってきたため「あっ!」と思う間もなくラインブレイク。
久しぶりの完敗になかなかの精神的ダメージを受けました。魚にも申し訳なかった。
すると、またしてもナブラが発生したため慌てて先ほどのライトタックルでド遠投。
トゥイッチしてからただ巻きき変えた瞬間ガッとシンペンを止める当たりがあり、瞬間的に合わせると魚は沖に向かってダッシュ開始!長い直線的なダッシュと下に潜らないことから狙い通りマグロ系の魚と確信。
心地よいドラグ音を聞きながら耐えているとダッシュが止まったため、頭をこちらに向けるために強引に寄せます。
するとセンカンドランが始まり今度は右側に走り始めますがこれが非常にマズイ。
これ以上右側には移動できず、壁越しに上物師の浮き見えていたため祭る可能性が急浮上!竿を立てれば強引に寄せることもできたのですが、竿を立てると壁にラインが当たってしまうため、竿を倒した状態で目いっぱい曲げて溜めて耐えていると、騒ぎを聞いた上物師の方が仕掛けを上げてくれました。
これで祭ることはないのでさらに竿を曲げ込んで負荷をかけると、ダッシュがとまり寄ってき始めます!チャンスとばかり一気呵成に寄せて壁をかわしたところで竿尻を太ももに当て、強引に浮かすと横向きに浮いてきた銀色の魚体が見えた!そのまま躊躇なく抜きあげた今年度初魚はスマ(1.7kg)。肥えていて美味そう。釣り開始2時間で全員安打。
スマが暴れて鉤先が潰れてしまったので別のシンペンに変えて投げてみましたが、アクションなのかサイズの違いなのか全く当たらない。ナブラは無視して再びジグを投げることに。
撃投ストライク105gに昨年担当者1様より頂いたシワリツインを合わせて投げてみましたが、こちらもアクションが違うのか全く当たらない。
そこでフックはそのままで撃投ジグ105gチャートグローに変更したところ、数投目で当たりがありファイト開始。
先ほどのラインブレイクがあるので慎重にかつ強引に寄せます。途中足もとでゴリゴリ感がありましたが、今回はベールオープンで対応。
魚は沖に走ってくれたので十分距離を確保してファイト再開。
今度は足もとで抵抗するほどの体力が残っていなかったのか魚は水面まで浮いており、そのまま竿で溜めて抜きあげました。
今年度ヒラマサ一発目は70cm弱の2.7kgでした。シワリは2本とも下あごを内側から外側へ貫いていました。
担当者1様、頂いた鉤でようやく魚を釣ることが出来ました(笑)
なまった体にはかなりキツかったので、同行者にヒットゾーンと立ち位置を譲って休憩することに。
熱中症対策の梅干しを頬張りながらミネラル入り麦茶を飲んでいると、同行者からヒットコール!ここで貴重な光景を目の当たりにしました。
先の豆ヒラと同サイズの魚は、足もとまで寄ってきたところで足もとから海中に伸びているテーブル上の岩に近づくや、頭を岩の先端に当ててラインを引っかけ、そこを支点にしてジグを振り、掛っていた鉤を外したのです!「あぁっ!」と叫ぶ同行者を尻目に、自分はヒラマサの鉤外しテクニックに一人感心してしまいました。
その後すぐに投げ直した同行者から再びヒットコール!からのラインブレイク!同行者は磯ヒラマサの楽しさと厳しさの両方を実感したことでしょう。
その後、朝からの潮が止まったため投次郎50gブレードチューンで根魚狙い。同行者は塩サバでアカハタやカサゴを釣っていたので、期待して投げると豆ヒラがヒット!先のサイズよりも小さかったので、試しに足もとでテンションを抜いてみるとあっさりフックアウト。
テンションが抜けると意外とあっさり鉤が抜けるんだなあと考えさせられました。ちなみに先のベールオープン時はテンションが抜けないようにスプールを握っていました。
この日は熱中症対策で11時納竿。自分達が最初に回収されたため、他の人の回収を手伝いながら釣果情報や場所の情報交換を行い、無事帰港。船長に釣果報告と支払いを済ませ、帰途につきました。
この日は曇りで時々雨がパラつく天気でしたが暑かったことにかわりはなく、熱中症になる可能性は十分に考えられる日でした。
事実タックルを組んだ直後くらいに自分は軽く頭痛がしたため、慌てて梅干しを頬張って水分と取りました。
ロックショアアングラーの皆さまも、水分は十分に余裕を持って用意しこまめな水分と忘れずに塩分補給をお願いします。
夏しか釣れない魚を釣るのが楽しいので、気をつけて夏磯を満喫しましょう。
最後に、やっぱスマ美味最高!
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