【担当者より】 ・擊投のジグで意識してきたこ
本日も、読みごたえのあるレポートをありがとうございます。
●九州南部からKNさん
わかります。昨年自分が鹿児島で遭遇したのと同じストラクチャーギリギリの攻めですね。
カンパチ相手ならではの行き詰まる感じ。リーダーを変える「一手間」それが大成功っすね。
目に浮かびますよ。
山陰地磯のゲンタさん、中層の「ショートステイ」。この「ショートステイ」という表現、まさに ! ! !それですね。
自分はいままで、「止め」としか表現できませんでしたが、ゲンタさんの「ショートステイ」←←言いたいことはこれでした。止めというほどはっきりとめるわけではなく、減速だけでもない。まさに水中の一点で、そこに一瞬ステイするだけ。まるで小型のベイト潮壁にあたって向きを変える前の一瞬のためらいのような。それです。
自分もその表現使わせていただきます。ありがとうございます。
●青物の場合、ざっくり分ければ下記の③ステップがあると考えてきました。
①【存在アピール段階】
魚に発見してもらう(ジグの存在)
②【追尾段階】
魚に追尾させる、アタックの準備段階。
③【アタック段階】
魚が、アタックする。あるいは補食する。
どうでしょうか?
こう考えると整理しやすいのではないかと思います。
青物だからこそ、②の段階が長距離にわたることがあります。
また、②から③への移行のタイミングこそバイトの瞬間が集中しますから、ジグ操者の腕のみせどころといえると思います。他魚、たとえばロックフィッシュや砂モノの場合は、②と③のアクションの質までをさほど重視することはないでしょう。遊泳力の差もありますし、追尾もさほど長距離ではありません。
青物の場合、その遊泳力から、この3段階にわけて使い方を考えると、どこを重点的に攻めれば効果的なのか絞り込めていくのではないかと思います。改めてジグ選択の際に、ご参考にお願いします。
●擊投ジグは、できるだけキャラクター区分の明確さを意識してきました。数年に一度しか新しいタイプを提案してこなかったのも、使い込んで使い込んで、キャラを把握した上で、どうしても必要なキャラのみを追加提案することが適正だからと感じてきたからというのが、その理由です。
使い分けが整理しやすくなると思うのです。
●ジギング黎明期のころ。そう、まだナイロン時代。「青物は動体視力もよく、遊泳力があるから思い切り早く巻け」と船長らからいわれた時代がありました。自分もそれにならっていて、たしかにそれでも釣れました。
けれど、ジギングはショアでもオフショアでも、ちょうど擊投レベルのころから、大きく考え方が進化し、「フォール」に移行する一瞬。つまり②から③への繋ぎがいかに大切か、フォールの重要性がが広く知られるようになりました。
そのころはまだトップウォーターのキャスティング。つまりヒラマサやマグロの誘いだしが釣り業界的には確率されていないころでもあります。当日ソルトワールド誌により、主に玄界灘のオフショアシーンから発信され
たトップウォータームーブメント。
ジグでは、どうしても、掛けてもとれなかった20キロ、30キロ、40キロという魚が、トップウォーターならとれるようになりました。馬場さんが男女のしもあかであげた40キロオーバーキハダや、沖あかで掛けた推定50キロ(動画はありませんが、いいとこまで寄せて迫力満点でしたよ)
ファーストバイトに対する関知はアングラーにアドバンテージがあるし、ねずれへのことも、魚の呼吸しやすさの制御も、やはりトップなら人間側にアドバンテージがありま。自分も、ショアからの20、30キロという魚はすべてトップでしかとれてません。
ジグでは、チャンスはありましたが、隠岐でも男女でも、五島でも、ことごとくたはたきのめされてきました。数年前にも南伊豆カツオ島でキハダがフォール中にヒット、あの長いキハダのヒレがリーダーをビリビリとたたく感触を残し、あっさりたたきのめされました。これは恥ずかしいバラシシーンがYouTubeに残ってますね
●話しをもどせば、思えば私的には、レベルをやったころから、特に②から③のフォールへの移行段階を特に意識するようになり、それはいまも変わりません。
見つける 追う バイトする。
青物ならではのその③ステップの特性を理解して望み、見切らせずにできるだけ追わせて、リールから出ているラインを少なく、バイトさせるポイントも水面近くにもってくる。
ジグで達成しようと思うなら、そういう組み立てのイマジネーションは必須だと思っています。
●まあ、いいおっさんですし、体力のあるうちに納得のサイズを、擊投のどれかを駆使して、あげてみたいとは思っていますが、、。
ヤバい場所では私もついついトップを使ってしまいますね(苦笑)。
いつかチャンスを得たいとは思っています。
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