36・沖の潮目でキハダ13.8kg
●釣行日
3月21日
●ポイント
南伊豆エリア沖磯
●お名前
糺 和樹
●使用ルアー/ジグ
各種ポッパー・ダイビングペンシル
●使用フック
ST66 2/0・3/0、他社フック
●使用アイテム
撃投ゲームフローティングベスト3、撃投タイツ、撃投ゲームグローブ、撃投ゲームプライヤー、撃投ロッドケース、撃投バッカン
●魚種
キハダ13.8kg
●コメント
昨年7月以来、磯から遠ざかっておりましたが約8ヶ月振りに磯に立つことができました。
ちょいちょいお世話になる渡船屋さんのエリアで盛り上がるキハダを狙って仲の知れた4人での釣行。
当日、私にしては珍しく天気も味方してくれました。
多少の風はあるものの凪。
皆トップからスタートしていきます。
そしてしばらく、海は静かなのですが皆がポッパーを投げて反応がないということに気付いたので少し深く潜るタイプのダイビングペンシルに付け替えました。
ギリギリ届くか?という距離に朝から綺麗に出ていた潮目。
その向こう側にキャスト。
丁寧にジャークを続け潮目に入ったその時、ボシュッと控えめに出ました。
ここ1~2年、自分の中で苦しんだフッキングも決まり難なく手前まで寄せましたがここから魚も激しく抵抗してきました。
ドラグ設定値が強すぎたようでその衝撃はロッドを伝って自身の背中や腰に受けることとなりました。
やり取りに関しては改善点を探し出すとキリがないような不細工なファイトではありましたがとにかく夢中の背中トレーニングとなりました。
そしてなんとか久しぶりに魚の尻尾を掴むことが出来ました。
本来ならやり取りの最中にドラグ調整も行なうのですが久しぶりのヒットということもありすっかり忘れてしまっておりました。
簡単に後は続かずあっという間に終盤戦。
回収まで1時間となった頃、投げ続けていた仲間にヒット!
詳しくは割愛しますが、このヒットは「投げ続けて」いないと取れなかった反応だったと思っています。
無事にキャッチした魚は私と全く同じサイズでした。
そして、もうさすがに荷物の片付けをしなければいけない時間帯。
沖の方で明らかにサイズの違う群れが跳ね出しました。
「もぅあと3投、いや、5投」
そんなタイミングでまた別の仲間の投げるルアーにとびきり大きな水飛沫が上がってヒット!
ファーストランで100m程ラインが出されたでしょうか。
しかしアングラーは非常に冷静でした。
まるで魚の動きを先読みするかのように磯の上を右に左に走り回り、なんとか危険を回避しています。
(ギリギリの攻防ではこんな風に思い切った行動とか覚悟とか、そんなものが必要になるような気がします。常に選択の連続かと)
そんな様子を見ていたものですから
「ここまできたら勝ったな!」
そう皆が思っていたと思います。
危険を回避しながら好機を伺い、今だ!とばかりにロッドを曲げ込みます。
なかなか浮いてこない。
顔が見えそう!
デ、デカい!
観念したか?
しかし、ゆっくりと浮いてきた魚の顔が水面に映る寸前、再びフルパワーで潜りながら右へ走ります。
一日中投げ続けたなかで最後に得たビッグワンとのファイト。
疲労困憊。
そして油断もありました。
咄嗟の走りにそれ以上対応することができずラインが根に掛かってしまいブレイク。
顔を見るところまできていたので惜しかった。
呆然と立つ仲間を横目に急いで回収の準備。
充実感と悔しさを怒涛のように味わえた久しぶりの磯となりました。
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