【担当者より】・ジグの場合、3つのステージにわけて考えています
おはようございます。
今朝のボンクラアンガラーさんからのレポートを
拝読してて思いましたけど、
ジグウェイト85で、水深がおよそ20m弱。
ジャークを変えながら
それで足元でバイト。これは魚が着底後、結構追尾してきて
バイトに至ったのではないかと想像しました。
●自分は、ジグの、操作では三区分にわけて考えています。
①見せる
これは、「ここにジグ(エサ)があるよー!」と
青物に見つけてもらうパートで、ジグのフラッシングや、
そのジグの特性を強調する動きですね。
たとえばストライクならハードな飛ばしを数回入れる。
レベルなら強めのインパクト&ショートフォールを
短いスパンで数回入れる。
エアロなら超絶水圧をかけた
強いリーリングでグルグル波動。
ウルトラスローなら
緩めのロングジャーク&ロングフォールを2回くらい。
撃投ならショートワンピッチを止めを入れずに数回。
レイドバックは着底直後の即座のリフトだけ集中し、
そのあとはむしろゆっくり目のワンピッチを
ずっと単調に続ける(これが良い)
などの演出かなと思います。
②追わせる
これは遊泳力のある青物特有のパートですね。
他の魚では、中層を青物ほど
積極的に追尾はしません。
まさに青物の攻略は、ここで
「見切られてUターンさせないこと」
これが大事になってきます。
ここでは、①のようなアクションをずっと続けていては、
高活性すぎるときや、大きな群れで競合食いモードを、
除いて、不利です。
穏やかな移動を持続し、
3つ目のステージにつなげるほうが
良い結果が出やすいですね。
この追尾段階では、魚がジグを食うべきか食わないべきか、
判断を迷っているステージだと思って操作しています。
このパートは短くな数メーター、
水中映像などで見れば、長ければ20メートル以上、
魚は見てます。
ここでは、ジグの動きを抑え、
点から点への「移動の質」に着目すべきと思います。
魚は、その点を狙っているからです。
③バイトさせる
これは、ジグのへの入力のあとにやってくる
「減速浮遊状態」→「フォール」です。
青物は、ほぼ99%この変化のタイミングをとらえて、
頭部からジグ(ベイト)を襲ってきます。
つまりフックを吸い込んできます。
ちゃんと、青物に吸い込ませるタイミングとしての
減速浮遊とフォールをタイミング提供する意識は、
めちゃくちゃ大事ですね。
ほんの一瞬止める。
テンションフォールする、フリーフォールする。
などになります。
●お気づきかと思いますが、撃投はエアロ以外、
すべて水平フォールを意識してデザインしてきました。
それは、取りも直さずこよ三区分のイメージの中で、
②→③への移行での食わせを強烈に意識してきたからです。
ここで、水平フォールでタメのタイミングを
青物に提供ることによって、フックが吸い込んでもらえます。
せっかくの追尾を無駄にせず、
追わせから、吸い込みへとスムーズに導きたいからです。
ゼロを①尾にしたいからです。
●水の中は見えない。そこがトップとは違い、難しい。
けれど、手応えで水の中を知ろうと思えば知れる。
だから、緊張や集中が維持できるオモシロさがあり、
投げ続けていける。
なぜワンピッチするのか?
なんのためにジャークするのか?
それがただ巻きであれ、ジャークであれ、
上記の三区分を意識して集中操作いただけたら、
より撃投各種の使い分けが面白くなると思います。
水の中がわかれば、
いつトップを投げるべきかもわかります。
ジグはセンサーのような役割です。
ただ、漫然とジョークを続けるよりも
イメージをもってジャークすれば、楽しくなりますよ。
ぜひ、参考にしていただきたく、思わず書きました。
今日も、良い1日に!
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