時化こそトリプルフック
●釣行日 :10月31日~11月1日
●釣行エリア :上五島(あじか磯釣りセンター)
●氏名 :上津原 勉
●使用ルアー/ジグ :撃投ジグ125g、ヘッドディップ他
●使用フック/サイズ:STX-58 3/0,4/0
●魚種/全長(cm) :ヒラマサ85-93cm3本、ヒラゴ1本、ヤズ85cm、イサキ
●使用タックル :
ロッド:COLTSNIPER XTUNE S1006H/PS、S908XH
リール:STELLA SW14000XG
ライン:撃投PE5号、4号、PE6号
リーダー:ナイロン90LB+フロロ100LB
10月末の週末に男女の予約をしていましたが都合により五島へ変更。海がざわついているうちに磯に乗りたく、日曜日までの二日釣り予定で金曜夜出に乗りました。
上五島に着くと予報通り北西の強風で風裏はどこも釣り人がびっしり。乗れる磯が少なく底物師の方にご一緒させて頂きました。
期待の朝マズメ。まだ真っ暗なうちからとりあえず他社の強いグローカラーのジグを投げるも反応なし。そこで撃投125gピンクグローに変えると2投目で早速ヒット!グローならいいってもんじゃないですね。
磯際は横に飛ばされるサラシで洗濯機状態なので強引に浮かせてすぐに抜き上げようとするもポロリ。
そこから何と3キャスト3ヒットで3連続抜き上げポロリ。サイズは3kg以下のヒラゴでしたが、アシストフックを1本から2本にしてもとにかく外れてしまいました。
アシストフックを変えるも当たりがなくなり、トッププラグにフロント・リヤともにトリプルフックを付け、食ったら思いっきりフックを貫通させる為に体制を整えキャスト。
水面ただ引きの2投目でジャー!と音を立てながら複数の魚が背中を出してスピード感たっぷりにアタックしてきます!
そんな事が夜明け前から3時間続き、93cm、85cmのヒラマサと85cmヤズ1本をキャッチ。
STX-58をフロントとリヤにセットすると針先は6本。その内2~4本が魚を捉えていましたが、キャッチした魚は刺さった針先全てがカエシを貫通し、ふところでがっちりホールドした状態で暴れる魚をずりあげる時も外れる心配は全くなしでした。
複数の針先がガッチリ貫通しているフッキングを見るたびに、STに比べてSTXの刺さりやすさを実感し続けてきました。
時化気味の時は青物は高活性な事が多いですが、暴れまくる魚をサラシに飛ばされながらのずり上げとなる為、複数の針先がガッチリかかっていると抜群の安心感で取り込むことができます。
「時化てる時こそトリプルフックでがっちり掛ける」です。
さらにデカイヤツもヒットしましたが磯際を走られてフックアウト。このフックアウトは完全に自分の心理的躊躇の現れでした。ペンシルただ引きでテールフックをパクリのバイトでおそらく掛ったのはテールフックのみ。やりとりの途中で根に掛かったリーダーがガクッと外れる衝撃が有り、リーダーに傷が入った事がちょっとした躊躇を生み、負荷をかけるべき所でかけきれずのフックアウトです。根ズレしたリーダーはザラザラながらまだまだ耐えれる太さを残しており、あそこで負荷をかけきれなかった事を後悔しつつ、また根ズレリーダーコレクションが増えたなと思いつつ、次こそは!という原動力となる一発でした。
その後なんと気ままなショアジガーさん達や関西の方が来られ、楽しくのんびりした時間を過ごしながら、ペンシルただ引きでヒラゴを1本追加して、残りの3時間で餌釣りをする為に瀬変わり。
話はそれますが餌釣りの事を書かせて頂きます。
瀬替わりしてオキアミボイルを餌に上カゴでイサキを釣りながらヒラマサの回遊待ちです。
フロロ16号ハリスにカットヒラマサ14号を南方延縄結びでガッチリ結びます。
硬い糸がガッチリ締まった様子がとても好きです(笑)
この日は水面に魚が全く出てこずツケエサも取られない状態が続きましたが、キャストポイントを変えながらイサキの反応がいい場所を探していきます。
このハリスにこのハリですからイサキのハリ外れが頻発しますが、イサキに合わせた仕掛けに替えるとヒラマサが食った時に必ず後悔することになるので、ハリ外れしない工夫を楽しみながら状況の変化を待ちました。
徐々に流れの角度が変わり、目の前にある二つの流れがぶつかる潮目がはっきりとしてきました。そこへキャストするとハリとハリスが吸い込まれる流れに乗り気持ちよく吸い込まれていきます。
するとイサキより重量感があるふわふわした走らないあたり。
サミングするとポロッと針外れ・・・あやしい・・・
次のキャストでも同じ様な走らない当たりがあり、強めにサミングしすぐにベールを起こして思いっきりフッキング!ガツンという衝撃!
ヒラマサに締め込まれながらロングロッドでの釣り味を楽しみ、磯際に見え始めたのは90cmクラスのヒラマサが2匹・・・1匹ついてきました(笑)
地獄へのフッキングを確認し、セルフギャフランディング。
89cm 5,5kgのヒラマサでした。
試しに地獄が何キロまで耐えられるか量ると、なんと20kgかけてもちぎれません。
気持ちよく結んだ針が最高の場所にフッキングしている光景・・・最高です!
エサ釣りはタックルの特性上微細な海中の流れを感じ取りやすく、感じ取った流れを目安に狙いを絞っていきます。
この経験はルアーで狙う場合にも非常に役立ちます。
同じ磯で同じ青物を狙うルアー以外の釣り方。
そこには一味違った楽しさや新たな技術が身に付く楽しさがたくさん詰まっています。
理由なんて何でもいいですが、餌釣りもやり込んでみられることを、あえてここで、撃投BLOGだからこそお勧めします。
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