夏の但馬は、小マサがアツい
●釣行日 :7/31
●ポイント(場所):兵庫県香美町柴山・大島(福祥渡船)
●氏名 :担当者2
●使用ルアー/ジグ :撃投ジグレベル60g、80g
●使用フック/サイズ:ジガーライト段差ホールド、早掛2/0~3/0
●魚種/全長(cm) :ヒラマサ50~55cm2匹、サワラ70cm前後2匹、アコウ
●タックル :
ロッド/11ft・3ozクラス、ライン/撃投PEフラッシュ2号、リーダーフロロ8号
夏の但馬のショアジギングは、小マサ(小型のヒラマサ)釣りが楽しい。
小さくてもよく引くし、根へガンガン走るファイトは小さくてもヒラマサ。
ややライトなタックルで遊べば、スリリングなファイトを満喫できます。
夏の風物詩的な小マサ、今シーズンはあまり良くないという話を聞いていましたが、急に7月後半に入って急に釣れ出したと連絡が入ったので、7月最後の31日、香美町柴山の福祥渡船さんにお世話になってきました。
船長の話では、ここ数日小マサ主体ながらも70cmのヒラマサも回遊していて、前日にはジグで83cmのマダイやツバス~ハマチが上がり(※福岡さんの投稿をご参照ください)、前週にはロッドを折られる大物のヒットもあったそう。
釣れない時に電話すると「来るなオーラ」(笑)を出す船長の機嫌が良かったので、このチャンスは逃す手はありません。
出船は5時前。
渡船乗り場には友人の長島さんらの他、カゴ釣り師の方が2名だけ。
この暑さでわざわざ磯へ渡るのは、好きモノだけということでしょうか。
当日は快晴ベタ凪。
日中の暑さが思いやられます。
カゴ釣り師の方を鷹ノ巣へ降ろし、船は大島へ。
長島さんらは西側へ下りるとのことなので、私は北側へ。
普段は数人で竿を出すところを1人で独占。
夏磯ならではの光景です。
小マサだけガチで狙うなら、PE1号クラスのライトショアジギングタックルでも良いのですが、70cmクラスも普通に回遊しているので、ぎりぎりそれも獲れるタックルが必要。
今回は遠投が効く11ftの3ozクラスのロッドに、ラインは撃投PEフラッシ2号、リーダーはフロロ8号を3ヒロをセットしたものを用意しました。
潮はほのかに西へ動く逆潮なので、ジグはまず軽めの撃投ジグレベル60gをセレクト。
小マサ釣りに大きすぎるジグは不要です。
フックはジガーライト段差ホールド2/0をセット。
状況によっては早掛かロック1本にチェンジします。
北側の狙いは、ケーソンの敷石。
ケーソンの敷石は今のところ西向きには70mほど伸びているので、ケーソンから敷石の切れ目までがポイントとなります。
余談ですが、今後ケーソンはさらに西側にも設置されるので、大島の前は水道になってしまいます。
そうなると潮がかなり変わってしまうことになるので、今後釣場としては様変わりすると思います。
潮が走るようになるので、ヒラマサには良いと思うのですが。。
小マサ狙い時のジャークは、キレのある速い動きでジグを追わせ、ジグを飛ばして食わせるイメージ。
だらだらジャークしていると、付いてくるだけで全然食ってくれません。
目に見えていないだけで、海中ではかなりのチェイスがあると思われますので、常にチェイスしていることを妄想しながらジャークを続けます。
フルキャスト後の2フォールまでに意識を集中し、バイトがなければ回収。
もちろんそのまま続けても釣れるのですが、小マサはケーソンの敷石に実績があるので、効率を重視します。
小マサは個人的にマズメにはあまり釣れないイメージがあり、持久戦の気持ちでジャークしていると、6時半頃、数回の1ピッチジャークの後にジグを飛ばすと、想定外の食い上げのバイト。
固定観念はダメですよね(^_^;)
ヒットしたのが小マサであることを確信し、根ズレさせないよう一気に巻き上げます。
遊ばせることなくゴリ巻きでランディング。
小さくても相手はヒラマサ。
今回も磯際でノットの50cmほど上を擦られてしまいました。
油断は禁物です。
魚を処理し、次のキャストでも同様のジャークで「ゴツッ」とバイトがありましたが乗らず。
そのままジャークを続けると「フワッ」とテンションが無くなりました。
犯人はサワラです。
しばらくすると西側で何かがボイルしているのが見えたので、後で長島さんに聞くとサワラとのこと。
ただ、ボイルしている時は全く食わず、普通にキャストしている時にヒットしたそうです。
陽が高くなると、暑さが一層身に沁みます。
額に流れる汗をぬぐいながらキャストを続けていると、沖を流れる藻が東側へ動きだし、ケーソンの西側や磯際にベイトが湧きだしました。
待望の本潮が動き出しました。
潮が効き、フォール時間がやや長くなったので、ジグをレベル80gにチェンジ。
ヒラマサならこのタイミングで食うだろうと集中力を高めていると、またも食い上げのバイトがありましたが、引きが小マサっぽくはありません。
ハマチかと思って寄せていると、ギラリと細長い魚体のサワラが姿を見せました。
その後はポツポツとサワラのアタリがあったものの、乗らなかったり、組糸を切られたりが続きました。
まさかこの時期にサワラが回っているとは想定しておらず、ワイヤー入りの組糸や太目のファイティングリーダーの用意をしていなかったのが悔やまれます。
万全の態勢で狙っていれば、それなりに釣れたと思います。
そうこうしていると長島さんが様子を見に来たので西側の状況を聞くと、あちらでは大ハマチのナブラが出て、立て続けに3本上がったそう。
小マサはいるにはいるが、追っては来るものの食わないとのこと。
全体的に魚がいるようです。
11時頃に何とかサワラを追加。
12時過ぎには小マサも追加。
灼熱の夏磯は気が遠くなりそうなほど暑いですが、海の中は暑さを打ち消すほど熱かったです。
上がりは13時の予定でしたが、船長から12時半からケーソン打ちのお誘いがあったので、早めに切り上げて久しぶりのぷちオフショア。
お客さんが少ない夏時期だけの楽しみ。
ケーソン周りではボイルが見られたので、すぐに何か釣れると思いきや、意外に反応は乏しく、アコウが単発で上がったのみ。私も長島さん
らも十分に磯で釣果を上げていたので、ある程度探ったら納得して納竿となりました。
柴山の磯では、青物の他にケンサキイカも狙えるので、昼から磯上がりして、夕マズメにエギングやエサ巻きスッテでケンサキイカを狙うプランも良いかもしれません。
とにかく日中は暑いので、多めの水分のご用意はもちろん、熱中症対策は万全にして釣行してください。
担当者2 西浦伸至
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