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2019.06.18

渡邉長士流「フックやジグの使い方」その2

前回はざっくりとアシストフックとトリプルフックの使い分けを書きましたが、今回はもう少し具体的に書きたいと思います。

まず、メタルジグのフックバリエーションですが、おおよそ以下のタイプになると思います。

1. フロントにアシストフック(1~2本)
2. テールにトリプルフック
3. ①+②
4. テールにシングルフック(1~2本)
5. ①+④

と、だいたいこんな感じではないでしょうか。

 

まず①ですが、これは青物狙いの基本的なセッティングだと思います。

前回で書いたように、青物のバイトは吸い込み型なのでアシストフックが向いており、フロントのみであればどんなに激しいアクションでもテーリングすることがなく最もトラブルの少ないセッティングです。

青物の他にも激しいアクションで攻める場合は必然的にこのセッティングになりますし、最も根掛かりの少ないセッティングでもあるのでボトムの根魚にも効果的です。

さらにフォール時に針先が上を向く「投技フック」であればより根掛かりを防ぐことができます。

このセッティングは前回、噛み付き型の魚には向かないと書きましたが、ヒラメやマゴチ狙いで使うこともあります。

「矛盾してるじゃん」と思われるかもしれませんが、実際にこのセッティングでも問題なく釣れます。

ただし、注意点があります。まず刺さりの良いフックを使うこと。

先日に撃投ブログでも書きました阿武隈川でのフラットゲームでも紹介した「スイミング段差フック早掛」や「ジガーライト段差ホールド」など段差のある細軸のストレ-トポイントのフックがそれにあたります。これらのフックであればジャレつくようなバイトでも触れれば刺さってくれ、根掛かりも最小限にできます。

また、アクションはボトムパンプなどボトムでの「止め」が入る場合がさらに良いです。フロントにセットするとフックはジグの上に乗るようになるので、ジグと一体的になりフックも口内に入りやすくなり、結果フッキングも良くなるのです。

01

 

 

②ですが、正直、私はあまり使わないセッティングです。

それはテーリングや根掛かりなどのトラブルが多いというのが最大の理由なのですが、ライトゲームでは出番があります。

特にアジをジグで狙う場合はほとんどがコレです。

その理由は、アジなどの口の弱い魚はシングルフックだと口が裂けてしまうことがあるため。

前回でトリプルフックはシングルに比べ貫通力が1/3になると書きましたが、アジは口周りが柔らかいのでフッキングは問題なく、逆に魚肉をホールドするフックの面は3倍になるので口切れは少なくなります。

他にも小型のジグでワカシやソウダガツオなどを速巻きで狙う場合もトリプルの方がフッキングが良い場合もあります。

追尾するようなバイトはジグの後ろにフックがあった方が掛かりが良く、速巻きならテーリングすることもありません。

02

 

 

続く・・・

2019.06.18 09:35 | Categories:フィールドテスター
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