それぞれ夢を求め
●釣行日 :7月前半
●ポイント(場所):小笠原諸島母島
●氏名 :もちょお
●使用ルアー/ジグ :撃投ジグ125g 他
●使用フック/サイズ:SJ-51 9/0、ST-66 1/0 5/0
●魚種/全長(cm) :イソマグロ13kg カッポレ 他
先日のことですが、小笠原諸島母島に行ってきました。
すでに撃投モニターの大野さんが投稿しておりますが、この時期投稿が少ないとのこと、少しでもお役に立てればと思い私も投稿いたします。
何枚か動画からキャプチャーした写真があります。
今回はいつもの友人君と撃投モニター大野さん、そして京都からオッキーさんの4人となりました。大野さんはご存じ外房・関東近辺で活躍されているアングラー。オッキーさんはショア青物を始めたばかりのまだ経験が浅いアングラー、2人は初めての小笠原。そしていつもの友人君はどんな釣りでもそつなくこなす変人。
私はというと初めての2人に良い思い出が残れば!という思い。あわよくば何か大物が釣れれば!と。
それぞれ夢を求め新しくなった新おがさわら丸に乗り込みました。
到着日、島の堤防ではメアジの群れが入っておりそれを追って巨魚たちも湾内に入ってきている模様。
借りた友人のサビキ竿でメアジを掛けると、それにフィッシュイーターがヒット!
横で友人がそれ「それハリス3号だから」とか「PE08号だから」とか余計なプレッシャーをかけてきます。
無理なことをおっしゃる友人、どうにかこうにかタモ入れ成功。
ルアーの釣果ではありませんが、到着2時間で6.5kg程のカスミアジをゲット。
初めての2人には小笠原の強烈なインパクトを与えられたでしょうか?
一番びっくりしたのは自分でしたが。
いきなり幸先が良いスタート、翌日の磯釣りに期待が持てます。
磯釣り初日、とてもべた凪の海。
磯際にはイソマグロがウジャウジャ。
それも10kg程度からドラム缶のようなサイズまで。
しかし全然口をつかう気配もなく無反応。
朝から1~2時間 メンバーに釣果が出ず焦っていましたが大野さんがダイペンでGTを釣りとりあえず一安心。
あまりに低活性なのでエサ釣りに切り替えハタ狙い。
どの魚も針掛かりが良く、底の魚も針ごと飲み込むような高活性ではなさそう。
死の海かと思うほどルアーに反応なく皆ダレて来ています。
皆インチクを投げてみたり、エサ釣りをしてみたりと集中力が低下していました。海にはウジャウジャと巨大なイソマグロの魚影は見えているのがまた敗北感を増やします。
ふと空にカツオドリの姿が。なにやら水面を気にしている様子。
「これは!」とヤマメカラーのウッドペンシル(ST66 5/0)をフルキャスト。
2投目で大きいカマスサワラ、ワフーのチェイスが!
あまり食い気がなさそうなじゃれ付くだけのチェイスだったので、ジャークのピッチを倍速にしてリアクション気味で食わす作戦で3投目を投げました。
作戦通り倍速ジャークで水面を引いてくると堪らなくなったのかカマスサワラが高速でバイト!
が、新品で購入したヤマメルアーが切り裂かれただけでした。
あと5cm噛みつく場所がズレていたら楽しいことになっていたでしょう。(画像4)
しかし、狙ったタイミングで考えたアクションで口を使わせられて満足。今回はすこしだけ運がなかったようです。
この磯ではドラマはそれのみ。残念ながら瀬替えした磯でも目立った釣果なく初日は終わりました。
磯釣り2日目
回遊魚狙いの大野さん、オッキーさんと3人で渡礁。
前日の回遊魚の活性を考え底物に絞った友人は別の磯に渡礁となりました。
この日は前日より活性高く、時々イソマグロのチェイスが。
チェイスがあるだけで投げ続けるやる気が不思議と出てきます。
魚がでるのも時間の問題かなと思っていたところに、沖に投げたミノーにヒット。
水面で首を振っているところを見た感じ10~15kg程のイソマグロです。
久々の大物の引きを堪能していると、前回に続いてまたしても魚がチェンジ。10kgオーバーのイソマグロが食われました。
姿は見ていませんがおそらく巨ザメです。
高速で引っ張り出されるライン。スプールが細くなるにつれ増していくドラグ値。体力限界でのファイト。竿は一直線、何もできません。
大野さんにライジャケを掴んでもらい、ハンドドラグを掛け命からがらラインブレイク。
このラインブレイクのあと大野さんが20kgのイソマグロ。
さすが大野さん、20kg程度のイソマグロでは力不足か。堂々のファイトでした。
さらにピックアップ寸前の僕のルアーにヒット。
ST66 1/0を付けたプラグのリアフックが口に、フロントがエラ下に掛かる嫌なフッキング。
サイズの割りに強烈なファイトでしたがなんとか13kgのイソマグロを釣りました。
サイズは小型でしたが、満足のファイトでした。
お昼前に瀬替え、友人が乗っている磯に合流します。
話を聞くとルアーではカスミアジとカッポレが結構釣れてるよう。
目的の底物もコクハンアラを筆頭によい釣果がでて満足している顔でした。
写真をみせてもらうと良い型のカスミアジと底物たち。
とりあえずカッポレ狙いでメタルジグかなと思い、撃投ジグ125gを付け投げるとすぐに反応。
ポンポンと3匹 小型ながらカッポレ。
ここで私は納竿。
まだルアーにて釣果がないオッキーさんを応援しますが、残念ながら時間切れ。
これで磯釣りは終わり。2日通して魚の活性という点では今一歩でしたが友人・大野さんは満足な釣り、オッキーさんはまだスキル不足だったか、釣果には恵まれませんでしたが得るものは大きかった釣行だったようです。またスキルに自信がついたらぜひ挑戦していただきたいです。
そして、帰った後の堤防での出来事。
メアジを追って巨大ヒレナガカンパチが堤防足元で乱舞。
トップで一度ヒットさせましたが、余裕のメーター越えに敗北。根ズレでPEが一発で飛びました。
ちょっとカンパチには甘いタックルセッティングだったので、ドラグ値を上げ、一ミリも出させまいファイトで再挑戦。足元をポッパーで8の字をすると先ほどより小型のカンパチがヒット。おそらく7kg前後でしょう。
さすがカンパチ、一度数メータードラグを出されましたがあとは強引にファイト。
ランディング道具はなく、段取りとして考えていた堤防付け根の浜まで引っ張ってズリ上げようと70mほど先にある浜までカンパチを引き連れ散歩。カンパチは水面でバチャバチャいっていましたが無視して引っ張り散歩。
「これは確実に獲った!」と思った瞬間、フックアウト。
バーブレスだったからか、いや口切れか、結局は油断が原因か。
「まじか・・・」
という言葉しか出ません。
残念ながらその後はカンパチは相手をしてくれず終了。
堤防ではGT・イソマグロ・カンパチと凶悪な奴らに翻弄され続け悔さ満点。
結局大きい魚は釣れませんでしたが、いろいろなお魚さんが遊んでくれて楽しい釣行となりました。
また今回も磯で巨サメと思われる引きづり込まれそうな魚のヒットがありました。
私は体格が軽量級なうえ体力にも自信がないためメインラインはPE6号を使用しています。またドラグ値もむやみに高くはしておりません。おそらくこれ以上太い糸を使用した場合万が一の時危険があると思っています。
今回もすこし難儀しましたが想定通りなブレイクをさせることができ良かったと思いっています。
当たり前のことですが磯の上では足場も悪く突然のヒット・強烈なランは体勢を崩しやすくなります。ショア大物釣りだからといって慣れていない方がネットの情報頼みに太糸やハイドラグなどは大変危険です。
これから始めようとお考えの方は、是非経験者のタックルを参考にしつつご自身の体力スキルにあったタックルセレクトをおすすめします。
また結局のところ体力以上にヘビーなタックルはキャスト数も少なくなりバイトチャンスも減ります。そこに夏の暑さなど加わると最悪です。
小笠原といえど投げ続けなければ魚は出ません。これは世界各地どこに行っても変わらない事だと思います。
遠征だからと気合を入れずに普段使いのタックルで挑むのまたお勧めです。
駄文ですがありがとうございました。
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