見事に1人でやり遂げました!
●釣行日 :2018年7月22日
●ポイント(場所):房総半島地磯
●お名前 :糺 和樹
●使用ルアー/ジグ:ダイビングペンシル、シンキングペンシル
●使用フック/サイズ:ST66-2/0、1/0
●魚種/全長(cm):ヒラマサ(100㎝)
●使用アイテム:撃投フローティングベスト3、撃投ボディプロテクター、撃投機動バック、ゲームグローブ
自分の釣果ではないのですがとても嬉しい経験が出来ましたので久々に投稿させていただきます。
今年の春から夏にかけては私が釣行予定を立てると毎回と言っていいほど天候が、海が、荒れていまして名前を「糺」から「嵐」に替えてはどうか?と周りから言われるほどでした。
この日も沖縄方面への台風の影響で南西の風が吹き、1.5~2mの波・ウネリ付きでした。
同行者は私と彼女の2人。
微妙な予報でしたが朝マズメに干潮をむかえる潮位との関係で、あのポイントなら入れるかもしれない。ダメなら諦めよう。そんな感じでした。
狙いのポイントに到着後、1人入られていた先行者さんにまずは挨拶を。
(これがこの日を素晴らしいものにする大事なポイントでした)
そのお方、第一印象といいますか、それは「職人」でした。
シブくて雰囲気のある方だなぁ~。と
(以後、勝手ながら職人さんと記させていただきます)
口数はそんなに多くはありませんが、
「潮位が下がる朝マズメに先端部へ入りたい」とのことでしたので「邪魔にならないようにしますので手前に入らせていただいてもいいですか?」と。
快く受け入れてくださり、薄暗い中、職人さんの背中を2時の方向に見ながらの釣り開始となりました。
磯際には多数のマイクロベイトが確認できました。
波のウネリにダイビングペンシルを上手く合わせられなかったため
〔ミノーやシンキングペンシル等で合わせていくか!〕
そんなことを考えルアー交換をしていると、前方に見える職人さんのロッドがバットまで絞り込まれました!
まさに「満月」状態のロッドにこれでもか!と言わんばかりに全体重をかけ勝負する職人の姿。
ヒラマサだろう。あれはかなりデカそうだ。
こちらも手を止めそのファイトを見守ります。興奮しました!
そして激闘の末、勝負あり!
姿を見せたヒラマサはかなりのサイズ!
息を切らせた職人さんと目が合い、思わず私は右手を突き上げてガッツポーズしていました。
すると職人さんがこちらに手招きをしています。
なんと!
まだチャンスがありそうということで私たちに釣り座を譲ってくださるとのこと!
波の上がってくる位置を確認、ケアしながらの釣りでしたが非常にエキサイティングな光景が。
大きなヒラマサが一瞬背ビレを出しアタックしてきました!
私のルアーには3度アタックがありましたが、悔しいことに針掛かりしませんでした。
しかし、そのチャンスをものにしたのが彼女でした。
盛り上がった波の向こうで食い付いたそれを、声を張り上げながらロッドを立て、必死にファイト!
私はすぐさまルアーを回収し彼女の撃投ボディプロテクターの背面をガッチリと掴み不意の落水がないようサポート。
ファイト、そしてランディングまでを見事に1人でやり遂げました!
彼女が真剣に4年半追い求め続け、楽しい・悔しい・怖い・いろんな事を乗り越えて初めて出会ったヒラマサは記録にも記憶にも残る素晴らしい一尾!
(血抜き内臓抜き後で12.5㎏を超えていました)
※後日量りの単位違いが発覚されたとのこと。詳細はこちらをどうぞ。
そして忘れてはならないのが他のアングラーとの出会いと釣り場での挨拶です。
職人さんとの出会いなくしてこの魚との出会いもなかっただろうし、挨拶なくしてこの素晴らしい経験はできなかったと私たちは振り返りました。
自分が先行者であった時、声かけも挨拶も何もないままに、いきなり隣で投げ始められすごくストレスを感じたことが何度かあります。
そーいった場合、もちろん釣りの合間に話すこともないし、話す気にもなれません。なんか変な空気になります。
そしてたいがいはラインがクロスしてイライラします。苦笑
「自分がされていやなことは相手にはしない」
そう思っています。
ですので私は必ず先行者の方には一声かけさせていただくようにしています。
ほとんどの場合が快く受け入れてくれるように思います。
そうすると釣りの合間に少し会話が生まれたり、変な空気の中釣りをするというようなことなくお互いが楽しめると思います。
「挨拶・声かけ」
今の時代、簡単なようで難しい課題であるのかもしれませんが、ショアジギング、ショア青物というジャンルがここまで広がってきた今、そして今後の更なる発展のためには必ず必要なことなのではないかと思っています。
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