これだから、キープキャストはやめられません。
●釣行日:2018年12月22日~12月23日
●名前:担当者2
●ポイント(場所)長崎県五島列島 帆揚瀬のスベリ
●使用ルアー/ジグ:BF60-170、投次郎50g(リアのアイにWクレン16号とスプリットリングレギュラーワイヤー#2を介してブレードをセット)、Draw4 3.5~4号
●使用フック/サイズ:STX-58、投技フック早掛シングル1/0、虫ヘッドパワー4~8g
●魚種/全長(cm):ヒラマサ95cmぐらい、アカハタ25~40cm5匹、ガシラ20~25cm2匹、アオリイカ約500~1000g4匹
毎年の恒例行事として、年末年始に男女群島か五島列島へ遠征に行っているのですが、今年は諸事情でそちらには行けないため、代わりに連休を利用して12/22~12/23に五島列島へチャレンジしてきました。
今回は同僚の一森君と磯泊まりを体験したいという池田市の岡村さんが同行。
仕事を終えてから合流し、一晩中高速道路を走って夜明け前に平戸のあじか磯釣りセンターへ到着。
仮眠所で少し眠り、9時に起きて近所のスーパーで買出しをしてから準備を開始し、10時半頃から積み込みを開始。
ヒラマサはオキアミに付いているという情報があってか、私達の他にルアーマンは見当たらず、カゴの方や底物の方がメイン。
予定の12時に出船となりました。
ポイント周辺に到着したのは13時半頃。
平島から順にお客さんを下ろしていき、私達は青物狙いの1級磯・帆揚瀬のスベリに上礁することができました。
入れ替わりで先に乗っていた上物の方に話を聞くと、クーラーに入りきれないほどヒラマサを釣っておられ、「つい先ほどまでヒラマサが背びれを出してバシャバシャやっていた」なんておっしゃっていたものなので、私たちのテンションは一気にマックス。
慌てて用意してキャストを開始します(いつも最初は慌てているような気がしますが…)。
まずはSTX-58の3/0をセットしたBC-γ60-180で表層を一通りチェック。
ヒラマサが残っていたら反応しそうですが、しばらく投げ続けてもバイトもチェイスもありません。
ある程度ダイビングペンシルで探った後、左面のサラシが気になったのでヒラスズキ用のタックルに持ち替えてフローティングミノーを数投通すと、サラシの下で何かがヒットしましたが、相手はそれなりのヒラマサだったようで、リフトすることもできず一気に正面左の落ち込みに向かって走られ、あっさりラインブレイク。
この磯ではここへ走られるとどうしようもありません。
気を取り直してジグとダイビングペンシルをローテーションしながら探り続けましたが、潮が完全に止まってしまったので、いつものお土産狙いをスタート。
投次郎50gのリアのアイにWクレン16号とスプリットリングレギュラーワイヤー#2を介してブレードをセットし、フックは投技フック早掛シングル1/0を使用。
フルキャストし、ボトム付近をリフト&カーブフォールで探ります。
リールを巻く速度は1m/1秒ほど。
5~7mほど巻き上げてはカーブフォールで攻めていきます。
曇天だったせいか、前回反応が良かった左~正面の深場では反応が全くなく、右側の浅場では続け様にアカハタ25~40cmがヒット。
しばらくすると潮が左に動き始めました。
ブレードをやっていると潮の動きがよくわかります。
潮の動き始めは青物の時合い。
このチャンスは逃せません。
すぐ青物狙いに戻すと、岡村さんの投げていたダイビングペンシルにバイトがあったもののヒットには至りません。
私にも一森君にもバイトやチェイスがありましたが、あまり活性が高くないのか弱いバイトのみ。
オキアミに付いてしまっているせいでしょうか。
ルアーが見えなくなるぐらいに日が落ちた頃、ようやく一森君にヒット。
これからヒットが続くかと思いましたが、これで初日の青物は終了。
上物の方が「朝が良かったよ」とおっしゃっていたので、翌朝に期待することにしました。
今回は小型鉄板を持ち込んでいたので、夜は焼肉を楽しみ、その後はエギングでアオリイカを狙いました。
Draw4の3.5号を投げると1投目からヒットし、数投毎に500g~1kgほどのアオリイカがヒット。
すぐに持ってきたジップロックが満タンになったので、虫ヘッドパワーにキビナゴを付けて根魚狙いに切り替えると、アカハタ、ガシラがヒット。
岡村さんにはアコウも。
短時間でお土産は十分確保できましたので早めに就寝することにしました。
翌日は朝から雨の予報だったので、早めに荷物を片付け、雨に備えました。
予報通り青物を狙いだした頃から雨がぱらつき始め、次第に北西風も強まってきました。
朝の渡船の巡回時に「雨風が強くなったら回収が早くなるかも」と告げられたので、予報よりも天気が悪くなったのでしょう。
朝まずめは岡村さんのダイビングペンシルにバラシがあり、しばらくして待望のヒット。
磯上に岡村さんの歓喜の雄叫びが轟きました。
この1匹できっと離島遠征にドハマリしたことでしょう笑。
一森君にも良型ヒラマサのバイトがあったものの、残念ながらすっぽ抜け。
大型のシングルフックは掛かればバラシにくいものの、時々これがあるのが悩ましいところです。
私にはやる気なさげな小型のバイトのみしかありません。
風は徐々に強まり、波表では白波が立ち始めました。
ヒラマサはある程度波気があったほうが良いので、状況は着実に良くなっていると自分に言い聞かせて投げ続けます。
回収予定は10時半。
残り時間が少なくなってきたので何としても1匹獲りたいと、ラインをPE5号から撃投PE4号+スペーサーリーダーPE10号+フロロ24号にチェンジ。
飛距離をアップさせ、横風の影響を少しでも減らすのが目的です。
とんでもないのがヒットした時は頼りないですが。。
そして他のタックルは全て片付けました。
これで回収の船が見えるまでぎりぎり投げ続けられます。
ルアーはそれまで使っていたγからSTX-58の3/0をセットしたBF60-170にチェンジ。
風の影響でピッチの短い波が出てきたので、安定してルアーを動かすためです。
ちなみにルアーの先にはハイパースピン#3を使用。
回転抜群のハイパースピンを使うと、ダイブしてから浮上するまでのフラツキが増し、アピールが強まります。
それが功を奏してか9時過ぎにヒット。
左側の落ち込みへ向かって一気に走られたので、一か八か身切れ上等で激しくリフトすると、残念ながら身切れでバラシ。
これは仕方ありません。
この場所での中途半端なやり取りは、ルアーを失うだけですから。
一瞬落ち込みましたが、潮は良い感じに動いていたので時合いの到来を信じ、キャストを続けました。
そして10時前、もう一度ヒット。
磯から20mほど手前で「チャポン」と大人しく出たヒラマサは、一気に底へ向かって走っていきました。
左へ走られると終わりなので、再度激しくリフトしながら立ち位置を少しずつ右へ移動。
このポイントは「スベリ」という名の通り、足元が非常に滑るので移動には注意が必要です。
無事右端の高場へ移動でき、魚が右へ頭を向けたので、ロッドパワーを活かしたやりとりに変更。
しばらくすると水面まで浮かせることができたので、一森君にギャフを打ってもらってランディング。
手尺で95cmから1m弱ぐらいのヒラマサでした。
写真を撮ってもらっていると、倉島付近に回収の船が見えたので、慌てて片付けて納竿。
予定よりも30分ほど早い回収でした。
荷物の積み込みがぎりぎりでしたので、この1匹はほぼラスト1投でヒットしたようなもの。
これだから、キープキャストはやめられません。
担当者2 西浦伸至
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