北海道の本格的な青物シーズン
●釣行日:2019年6月24日
●ポイント(場所):北海道 道南 日本海
●お名前:住所不定Local Angler
●使用ルアー/ジグ:撃投ノーマル65Gブルピン
●使用フック/サイズ:シワリ5/0
●魚種/全長(cm):ブリ/90
2回目の投稿となります。
私の住む北海道も、各エリアでナブラを見たと言う情報を耳にし、
いよいよ待ちに待った本格的な青物のシーズンがやって来ました。
しかし、ショアにそれらが湧いて釣果につながったとは聞きません。
今年は、好天が続き水温も順調に上がり、ベイトの種類とその数も多種多様に渡り、
漁師さんもきっと喜んでいる事でしょう。
その為かなり渋い状況に違いありません。
週に数本しか上がらない、そんな状況下での釣行レポートになります。
曇り時々晴れ
上げ潮7分 小潮
気温20度
水温16度
この日も遥か沖でナブラが発生し、回遊する事に期待して、ワクワクしながらキャストを繰り返すが、
只々時間だけが過ぎていき、気が付けばすっかり日も昇ったDayGame。
ドン深ポイントに立ち、使用していたのは撃投ストライク105gのブルピンとパイロットジグでもある撃投レベル100gスローゼブラ。
風が正面からあたる様になったので、ポイントを移動。
風を背にした浅い場所なので、撃投ノーマル65Gブルピンに変更した。
潮が動き出し、より水深に変化のある右手2時半の方向へ、キャストを繰り返し集中していると、
何と左手10m先10時の方向で、一瞬偏光レンズを通して水面が歪むのを見逃さなかった。
目で追うと、ほんの数秒後には30m先へ移動していた。
すかさず打ち直したいところだが、残念な事にラインは反対側残り60mもある。
ここで”ふわっふわっ”な縦のワンピッチ・ジャークから、
メリハリ付けた回収の為に速度を上げた横へのショートピッチ・ジャークへと切り替え、
数回転させると”ドフッ”と腕を強く押さえ込まれる様な強烈なバイト!
右手に向かって魚が反転したタイミングで、念のため2発の追い合わせ、
その重量感とスピードから大物だと確信した。
すかさず右の骨盤にグリップエンドをあてがって、ドラグを締め直しガチンコファイト開始。
耐える私を他所に、その間魚はこれでもかって位に必死に走る走る…
更にドラグを締め直すと、漸く動きが止まり首をゴンゴン振り出すも、ロッドの反発力を利用して一気に巻き上げる。
一度魚を確認しようと手前へ誘導すると、後ろから何匹も魚が付いて来た、その大きさにびっくり!
やはり本命青物だった。
魚と目が合った瞬間今度は暴れ出し、手前のオーバーハングした岩にリーダーが接触しそうになり、一瞬ヒヤリとさせられた。
そこで、一旦ドラグを緩め魚を沖で弱らせる作戦に変更した。
予想通り勢いに乗った青物は、沖へ沖へと元気良く走り回り何度か暴れるが、数分後には勢いを失った魚は弱り出し、
動きが止まったところで再び一気に巻き上げ、手前に誘導しそこで腹に力を入れ岩にずり上げる。
リーダーを掴み更にずり上げ、自身でエラを掴み上げ無事にキャッチ出来ました。
ファイトからランディングまで全て一人で行いました。
一部始終見ていた友人とガッチリハイタッチ!
感動の瞬間と、シーズン開幕に思わずその場にべったりと座り込んでしまいました。
昨シーズンは青物だけを追いかけて、走った距離は7千キロ近くになり、
結局一本も捕れずに冬を迎えてしまい、あまりの悔しさに涙した日の事を、思い出してしまうと感極まりました。
本来北海道では、この時期に釣れるのは痩せ細ったワラサなのですが、手にした貴重なこの一本は、堂々とした風格と充分な程の重さでした。
最後になりますが、1日中重たいジグとタックルを振り回しても、1回あるかないかもしれない魚とのコンタクトを、ものにできるかどうかは、やはりフックとセッティングだと身に染みた貴重な釣行となりました。
2枚目の画像でもわかると思うのですが、フックは見事に上顎を、まるでライフルで撃ち抜いたかの様に貫通しておりました。
人それぞれに課題は違うと思うのですが、フックとセッティングをテーマにし、今年はフッキング率を確段に上げていきたいと思います。
…それではまた。
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