隠岐の一文字は根魚の宝庫
●釣行日:2020年10月24日~25日
●ポイント(場所):島根県隠岐の島/島前 御波の一文字、イモシマ
●お名前:担当者2
●使用ルアー/ジグ:撃投ジグレベル100g/イカ金、撃投ジグストライク105g/湾岸ゼブラ、投次郎40~50g+STX-58#3+マスクドスピンM
●使用フック/サイズ:ジガーミディアムロック5/0、ジガーライトホールド3/0
●魚種/全長(cm):アカアマダイ45cm、アコウ35~50cm7匹、ウッカリカサゴ25~40cm6匹、ガシラ、シオ30cmなど
前週、クエ狙いで不甲斐ないミスを連発してしまい、何としてもリベンジしたかったので、肉体的にも金銭的にも少々無理をして、2週連続で隠岐遠征へ。
今回はガチクエタックルを用意してのチャレンジです。
しかし西~北西の風が強く、初日は沖磯には渡る場所がなく、船長のおすすめで御波の一文字へ渡ることとなりました。
この一文字に渡るのは初めて。
船長の話では足元から水深が25mもあり、青物も回遊するとのことでしたので、磯に上がれず少々がっかりはしたものの、他の釣りも色々楽しめそうですし、まずは朝まずめ青物を狙い、その後他の釣りも試してみることにしました。
朝まずめは不発。
トップもジグも投げましたが、特に反応はありません。
100gのジグでも、フルキャストすれば潮が動いていないのに着底まで40~50秒掛かるほどの水深。
敷石のかけ上がりが強烈なので、青物はこの付近を回遊するのではと推測しました。
次はお土産狙いのブレードジジギング。
いつもの投次郎50g+STX-58#3+マスクドスピンMの組み合わせです。
フルキャストすると、着底まで70秒近くかかります。
いつもなら5mほどスローリトリーブ→カーブフォールで着底→スローリトリーブのセットで狙いますが、水深があり過ぎてカーブフォールに時間がかかり過ぎるため、フリーフォールで攻めることにしました。
私が釣り座を構えた付近では沖に特に目立った根はなさそうで、敷石付近まではゴツゴツした感触はありません。
敷石のかけ上がりを攻めること数投、リトリーブ中のジグに食ったのは40cmアップのアコウ。
続いて35cmほどのウッカリカサゴがヒット。
連続して大型根魚が釣れたので、もしかしてここは根魚の巣なのかも…と思っていると、離れた場所で竿を出していた方の竿が大きく曲がっていたので、ギャフを持って掛けつけると、撃投ジグで60cmほどのヒラマサをキャッチされていました。
すぐに私も通常のショアジギングに戻しましたが、そう簡単に釣れるものではありません。
このままショアジギングを続けるか迷いましたが、翌日は風が落ちる予報なので、恐らく磯に上がれるはずだろうと、青物はとりあえず翌日の楽しみに置いておき、この日は初めてのポイントなので一通り波止を探ってみることにしました。
するとコブダイや
35~50cmのアコウ
大型ウッカリカサゴ
がコンスタントにヒット。
合間にエギングをしてみましたが、手持ちの2.5~3号では全く底がとれず、数分放置してからシャクリ始めたりしてみたものの、撃沈。
エギングをするなら、ティップラン用やディープタイプを用意するか、ウェイトアップ用のシンカーは用意したほうが良いと思います。
冷凍キビナゴがあったので、これだけ根魚がいたら食うのでは?と虫ヘッドパワー10gに付けて投げてみましたが、エサ盗りが凄まじく、あっという間にエサが無くなります。
恐らくワームでも同様。
水深もありますので、このポイントでは根魚はジグで狙うのが手っ取り早いかと。
夕方沖でボイルがあったのでショアジギングを再開すると、
40cmクラスのウッカリカサゴ
人生初めてのアカアマダイ45cmがヒット。
さすがは隠岐の一文字。
根魚の魚影の濃さとポテンシャルは抜群でした。
夜は一応クエ狙いをしてみましたが、アタリは0。
エサも特に取られないまま、リベンジできず終了となりました。
翌朝は5時に船長から電話があり、ウネリは残っているが、波裏の磯に渡ることはできるとのことなので、二つ返事で場所移動することに。
渡ったのは松島の東側にあるイモシマ。
数年前の初冬に70cmぐらいの中型ヒラマサとのファイト中、足元の見えている根にダイビングペンシルのフッキングしていない側のトリプルフックががっちり掛かってしまうというまさかの出来事があり、貴重なガンマを失ってしまった悲しい思い出があるポイントです。
潮は動いてなさそうですが、とりあえずダイビングペンシルで一通り探ったあと、ジグを扇状にキャストし、広範囲のボトムを探りますが反応なし。
トップ、ジグをローテーションしながら投げ続けていると、9時頃の潮が動きだした直後に待望のチェイスがあり、その数投後にバイトがあったものの、残念ながら乗らず。
ついに時合いかと期待しましたが、潮がよく動いているものの、トップにもジグにもアタリはありません。
しかし魚の気配はあり、届かない沖や誰も上がっていない磯の前でちょくちょくボイルが発生していますので、きっと回遊があるはず…と信じて投げ続けますが、何も応えてくれません。
そうこうしているうちに前週と同じように小型ベイトを追い回しているシオが見えたので、投次郎50g+STX-58#3+マスクドスピンMをちょい投げし、着底から高速リトリーブするとすぐにヒット。
シオに癒され、再び投げ続けていると、15時頃からポツポツとチェイスがありました。
回収が17時頃でしたので、16時を過ぎると片付けを行い、すぐ仕舞えるようタックル1本にしてラストチャンスに賭けたところ、迎えの船が大森島に見えた時にチェイスが!
「食え!食え!」と、私以外誰もいない磯上で大声を上げましたが、その思いは残念ながら届かず。
ヒラマサを手にすることができずに納竿となりました。
まだ水温が高いようで、ヒラマサは単発で釣果は安定していないと船長。
恐らくこれから隠岐は秋のハイシーズンを迎えると思います。
ただ、今後は波が高い日が多くなりますので、無理せず安全に釣りを楽しんでください。
担当者2 西浦伸至
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