【担当者より】・レイドバックについて
お疲れ様です。
お立ち寄りありがとうございます(*‘∀‘)
今日は、来春に発売のめどがたってきた新しいジグをご紹介したいと思います。
●【 短文での説明がとても難しいです (悩) 】
フックでも、ジグヘッドでも、メタルジグでも、、
何か新しい製品を、ご提案するときはいつも本当に困ってしまいます。
担当した製品が完成するまでには、様々な背景があります。
それらも知ってもらうことで、その製品の特性が伝わるのだと思うのですが
いかんせん、私たちの扱う製品である、フックやジグなどはパッケージが小さすぎます。
書けないんですよ(*´Д`)
極めて限られた、数センチ四方の台紙の裏表に、ありったけの表現を詰め込む。
長く書けばいいわけではなく、詳しく書けばいいわけでもなく、
いつも心掛けるのは
「1文字でも少なく、短文で、簡潔に」です。
短文で、簡潔に。
目的は「伝わる」ことですから短文で、簡潔に。
そんなわけで、今日はいち早く、台紙の文章をご覧に入れたいと思います。
↓↓
【 パッケージ表面コピー 】
「魚がスレないナチュラルコンセプト。安定した潮圧感受フォルム」
【 パッケージ裏面コピー 】
「 ジグの動きを抑え、スレた魚に効果的なこと。また、スレさせないこと 」
「 水中(潮の変化)を感じとれ、ジアイをいち早く予感でき、ワンチャンスをものにできること 」
この二つを目指したのがレイドバックです。
渋い状況でも見切らせず食わせることができれば、ショアジギングはより奥深くなります。
「アングラーの多いスレた海域や渋い時間帯。そんな状況でも諦めず、一瞬のジアイを感じ、とらえて食わせる」そんな釣りを求めるアングラーに、特別な機能でサポートするモデルがレイドバックです。
※テンションフリーではフラッシング控え目の「ゆらぎ系軌道」の水平フォールです。
※立姿勢フォールに移行後は、バックスライスフォールが適度に混ざります。
※ジグ本体の動きを抑え 「移動」の存在感で食わせるイメージです。
※フォールの意識をお勧めします。緩めのジャーク&フォールでバイトが多発します。
※ジグの変形を防ぐステンレス鋼鈑「タフボーン」内蔵。高強度塗装。
※「RAIDBACK」とは「ゆっくり」とか「じっくり」というニュアンスを表現するワードです。
↑以上です。
なんとなく、つたわるでしょうか?
●レイドバックは、特性を伝えるのが難しいです。
「動かないこと」「潮圧を感じること」この二つがテーマなのですが。
なにが難しいって、両立することです。
ひとつのジグで
①ジグが動かないこと
②潮圧を感じること
この二つを実現するのは非常に困難です。
動かないジグが必要なら円筒状のもの、例えば油性マジックの両サイドを円錐状にすれば
それで事足ります。しかし潮圧をちょうどよく感じれませんし、そもそもフックの向きを安定させる水平フォールは不可能です(左右非対称にせねば安定した水平フォールはできないという考えです)。
また、潮圧だけを感じたいなら、エアロのように、エッジで水を裂き、方向転換しようとするものをまた、戻すような作用の連続で水圧抵抗を得るとか
撃投ノーマルのように、ボディに水流を吸いつかせる作用で水圧を確保すればいいのですが、エアロの振動はスレた魚にはキツイですし、水平のタメが効きません。
一方、ノーマルでは、フックの向きが安定した水平時間数秒は確保できませんから、スレにスレた個体には見切られます。ノーマルはやはりワンピッチで最も効果を発揮するアンカーバランスです。
ストライクや、レベルはそもそも抜けが良すぎて、水をすり抜けすぎて、水をつかまず「微細な潮圧変化」がグリップには伝わらない。
ウルトラスローはスレた個体への、効果という意味では近いのですが、厳冬期などにボトムに張り付いた魚を狙うには良いのですが、正確に言えば「食い気の落ちた時期」等に効果的で、一日の中の変化のメリハリの中で中で使うジグとは異なります。また、ジャークすればエッジで本体が回頭し、水をしっかり掴みますが、掴みすぎ、波動が大きすぎアピールが大きくなりすぎるので、ジャーク入力が難しいのは事実です(使いこなすと驚異的な効果が出ることがありますが)。
この辺りは、じっくり、他の撃投各モデルとの比較することでレイドバックの特徴をあぶりだすことができると思いますから、実例とともにまた改めて記述させていただきたいと思います。
●「 撃投の各個性 」
それぞれが、それぞれの持ち味を持っています。
レイドバックがは言ってみればジャークでも、フォールでも、振動をおさえ、「低刺激でナチュラル」。それなのに「潮圧変化が感じられる」
といったジグです。
撃投の他のどのジグでもできないことが、レイドバックにはできてしまう。そんな時間帯があるようです。
自分がよく行く近郊の明石海峡の波止でも、男女でも、徳島でも、淡路島(西浦)でも折に触れ使用しましたが
明らかに、他の撃投では難しかったことが、そういう時間帯に実現しています。
いくつかの釣り場では何人かの方とお話しできましたが、あれは私が上手いわけではなく、単純にレイドバックの
「動かないチカラ」だったと思っています。
撃投兄弟には、それぞれがそれぞれにはできない個性を持っています。
だれか兄弟では攻略できないときは、別の兄弟が補う。
レイドバックができたことで、自分的にかなりのピースは埋まります。
ショアで、私にとって、近郊の波止でも磯でも必須のウェイト100g前後
そこにもご注目下さい。潮を感じ取りながら操作できるギリギリのサイズがこのあたりですから
そこはピッチの細かいラインアップになっています。85~100~115~130と、15g刻みです。
「感じ取り」が可能になります。
潮のトンネルを感じたり、壁を感じたり
潮の動き始め、緩みはじめ、
水面からは全く感知できない微細な水中変化をとらえてヒットを導けた満足は、たまらないものがあります。
全ての情報を感知してくれます。
レイドバックに関して、少し書かせていただきました。
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