44・いきなり竿に強烈な重みが!
●釣行日:2022年4月30日
●ポイント(場所):鵜来島
●お名前:スケッチ
●使用ルアー/ジグ:撃投ジグストライク(ブルピンドット、85g)、ミノー(サスペンドタイプ)
●使用フック/サイズ:ジガーミディアムブルーチェイサー(6/0)、STX-45ZN(4)
●魚種/全長(cm):カンパチ(70センチ、45センチ)
カンパチを求めて、GW頭に再び鵜来島へ遊びに行ってきました
釣行の前日は全国的な大荒れで、当日はその名残で風とウネリがやや厳しい状況
鵜来島でカンパチを狙うならアソコ!という磯があるのですが、
残念ながら今回は波が上がってきていたので断念しました
正直、「気をつねながらならできるかも?」という気持ちはあったのですが、そこはグッと飲み込んで回避を判断しました
表現は不適切かもしれませんが“所詮釣りは遊び、安全が何よりも優先されます
仮に事故を起こしてしまった場合は、船頭さんや他のお客さんを始め、間接的にでもそのエリアの釣りに関わる多くの方そして何より自身の家族へ“迷惑”いう言葉では済まないほどの負担を与えてしまいます
一方で、少しでもいい場所で釣りをしたいという気持ちは釣り人なのでもちろんあるのですが、磯という危険が伴う場で遊ぶ以上、現実的な範囲で判断できる危険は回避すべきと考えて私は遊ばせてもらうようにしています
話が逸れてしまいました
狙いの磯が不可となったのち、私が上げていただいたのは潮通しが良く上物で有名な一級磯
過去にはカゴでヒラマサの実績があるとは聞いていますが、スマホで調べてもルアーの情報は殆どありません
そこで、私はまず針を付けずにジグを投げて、着底後は緩く巻きながら底の形状を大まかに把握します
これを扇状に数投行うのですが、この方法は遠投で底物をされている方のポイント探りに倣い始めた事です
「貴重な朝の数投の時間を…」とは思うのですが、海面からは見えない地形を大まかでも把握することはその後の釣りに大いに役立つので初めての磯でルアーをする場合は殆どの場合行うようにしています
投げた結果、フルキャスト先でも水深は20mちょっとであり
着水地点周りに起伏はあまりありませんが、手前に来るにつれて大きなシモリが多数存在していることが分かりました
(やや平坦な地形に大きな溝が縦横様々に存在する、という表現の方が正しいかもしれません)
そのため、この磯で大型を狙うこと、また、ジグでの釣りは私の腕では難しいと判断
ライトタックルでシンペンやミノーを用いて溝周りにいる居つきの小-中型に狙いを絞ります
数投後、回収の際に足元まで何かがチェイス!
焦らずコースを確認し、今度は早巻きのストップ&ゴーで誘うと巻き始めのタイミングでバイト
あまり首を振らず、すぐに下へ締め込むような引きを見せたのでカンパチだと確信上がってきたのは45センチのネイリくんでした
前日に交換したSTX-45ZNが鋭く口を捉えたほか、ヒレや魚体に絡み付くように掛かってくれたことで魚の動きをある程度封じてくれました
やや強めのファイトで取り込みましたが、フックの伸びもなくやはり信頼できる針です
その後はヤズくんを一つ追加したのみのため、瀬替わりして水深のある激流場へ
こちらは足場が高いほか、何度か上がっていて勝手知ったる磯のためここでのルアーは最初からジグ一本勝負でいきました
激流場ですが潮の中ではあまり当たってこない場所なので、流れの脇にあるやや緩んでいる潮や、激流を生むシモリの裏側にある急斜面を鋭く狙うためにレスポンスが良く引き抵抗の比較的少ないストライクをチョイス
緩めの潮を探るときは弱ったベイトの痙攣をイメージして超小刻みなガチャ巻きを、急斜面を狙うときはシモリ際に追い詰められたベイトがシモリに沿って逃げる姿を再現するため間隔を少なめにした鋭いロングジャークをメインで狙います
…が、当たり前の話ですが、なかなか人間の思うように結果は出ないもので、
我慢の時間がしばらく続きます…
アタリの無いまま終了約1時間前、疲れも溜まり集中力が落ちてきた頃に
シモリ近くの海底から数シャクリ目で前アタリなくいきなり竿に強烈な重みが!
気を抜いていたので不意打ちをくらう形になりましたが、落ち着いて竿を立ててファイト開始
これもやはり掛けた後の走りでカンパチと確信
トルクある引きでシモリに向かって一直線
序盤のネイリとは明らかにパワーが違います
何度か軽くシモリにスレたのでヒヤリとしたほか、潮流の力もあり体力を要しましたが結果的には前回に引き続き、運良くナイスサイズをジグで釣ることができましたカンパチは本当にカッコいいですね!
また良い魚との出会いを求めて磯へ遊びに行きます!
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