102・またいつの日か、千載一遇のチャンスが来ると信じて
●釣行日:2022年5月27日
●ポイント(場所):越前
●お名前:たいさ
●使用ルアー/ジグ:撃投ノーマル105g
●使用フック/サイズ:ロック5/0
●魚種/全長(cm):ブリ85cm、80cm
この日は昼スタート、べた凪で潮の流れも緩やかでした。
ダイビングペンシルで30分ほど探るも、反応なしのためジグにチェンジ。
まずはレイドバックで潮の状況調査から始め、ストライクにてインパクトのあるジャークで逃げ惑う小魚を演出したり、レベルの水平フォールで2時間ほど誘うも反応なし。
その後ノーマルに替えてから、普段はあまりやらないゆったりとしたリズムで、底付近をふらふらと漂わすイメージでジャークすると、数投目で喰ってきました。
いいサイズのブリでしたが、難なく寄せて抜き上げ。
その後も同じジャークで、30分後にサイズダウンしたブリを追加。
このジャークでバイトさせることが出来たのは、この辺りの海底は砂地のため、キス、あるいはイカを捕食していたのかも知れません。
上手く写真が撮れませんでしたが、大きいブリはジグを後ろから丸飲みして、先端が口から出ているだけで、フックは口の中に掛かった状態でした。
この後、本命のヒラマサを求めて、フックを新品に交換しジグを投げ続けていると、100m先付近で2セット目のシャクリ初めに、明らかに先ほどのブリを上回る重量感がロッドに乗りました。
5㎏に設定していたドラグでは、全く寄せる事が出来ないため、締め込んで浮かしにかかります。
残り30メートル付近まで寄せたところで、またじりじりとラインを出されます。
この付近は根がないため油断し、ドラグの締め込みが甘いまま、ゆっくりと寄せて来ていました。
そろそろ瀬際の最後の攻防になるため、更にドラグを締めこもうとしたところ、抵抗が弱まりこちらに向かってきた様な感触になりました。
ところが上がって来たのは、いつの間にか魚ではなく大きな海藻にすり替わっていました。
おそらく魚は、フックを海藻の根本に擦り付け、空蝉の術のようにまんまと逃げ失せた後でした。
自分の判断ミス、油断のせいでこんな結果になり、悔しくてたまりません。
2年前にも根に潜られその悔しさから、ラインシステム、タックルの強化をして、千載一遇のチャンスに備えてきたのに。
今思えば、掛かった後の対応スピードが、まだまだ遅かったのが原因でした。
もっと早い段階でドラグを締め込み、スピーディーに全身を使ってロッドでのリフトを繰り返し、魚にプレッシャーを与え続け、隙を作らないようにすべきでした。
今更ですが、撃投トレイルでのファイトスタイルを後になって思い出し、もっと動画で勉強してイメージを焼き付け、考えなくても自然と動けるようにしておくべきでした。
今一度、撃投トレイルでイメージトレーニングし直し、磯で投げ続けます。
またいつの日か、千載一遇のチャンスが来ると信じて。
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