56・ストライクでキハダ
●釣行日
2023年5月4日~5日
●ポイント(場所)
東京都神津島
●名前
担当者2
●使用ルアー/ジグ
撃投ジグストライク150g
●使用フック/サイズ
ジガーミディアムロック7/0
●魚種/全長(cm)
キハダ10キロ弱ぐらい、カンパチ50cm前後3匹、ハガツオ50cm1匹
GWを利用して、磯からキハダが釣れ盛っていた東京都神津島へ初チャレンジすることにしました。
元々は男女群島遠征の予定でしたが、悪天候のため中止となり、ダメ元で神津島の海央丸さんに連絡したら、たまたまキャンセルが出たようで幸運にも予約がとれたワケです。
神津島には4月にも予約を入れていましたが、天候のため中止となり、キハダ祭りに参加することができないとあきらめていたので、本当にラッキーでした。
今回は単独での遠征でしたので、渋滞が怖かったというのもあり、5/3に静岡県三保海岸で釣りをして、その日の夕方には出船港の下田港へ到着し、前泊しました。
出船は3時半過ぎ。
お客さんは私の他にフカセ釣りの方の3人組。
集合は3時半、出船場4時でしたが、早く揃って荷物が積み終わったので早めに出船。
6時過ぎに神津島東側の三浦港へ到着。
宿泊用の荷物を下ろし、島に泊まっていた釣り人を積み、6時半頃に出船するも、他の渡船屋も含めてしばらく港を出た付近で待機し、全船揃ったところで出発。
詳しくはわかりませんが、当番瀬以外は早いもの順のようです。
3組の方を下ろしたところでコール。
私が下りたのは沖の祇苗島のオネイモ。
潮がよく動いており、いかにもマグロや青物が釣れそうな雰囲気。
ただ、南西方向からのほぼ向かい風が強く、飛距離が出せない状況です。
まずはポッパーでの誘い出しからスタート。
無風状態から3割減ぐらいの飛距離でしょうか。
しばらく投げ続けていると、7時頃から南に300mほど沖でキハダのボイルが発生。
それを皮切りに200~300mほど沖で頻繁にボイルが発生しました。
ベイトはトビウオ。
空へ逃げるトビウオの着水と同時にバイトする熱いシーンも。
かなりキハダの活性は高いようです。
ジグで水深把握をすると、足元では15mほどですが、フルキャストすると50mほどあり、かなり水深があるポイント。
水深があるのでもっとボイルは寄ってきそうなものですが、ボイルが発生するのはベイトがトビウオであるためか沖の潮目に集中しています。
8時過ぎ。
ついにボイルが近くなってきました。
ただ、風が強くて思うようにプラグが飛ばず、ポッパーの集魚力でも寄せることができません。
しばらく頑張ってみましたが反応がないので、思い切ってジグで攻めることにしました。
ジグは撃投ジグストライク150g、フックがジガーミディアムロック7/0。
飛距離優先のため、タックルはPE4号、フロロリーダー20号とキハダ狙いとしては比較的ライトタックルです。
ストライクはロングジグながら、飛距離姿勢が非常に安定しており、まるで矢のように気持ちよく向かい風を突き抜けてくれます。
表層狙いなので、着水してから10mほどフォールさせてからの横引きで攻めます。
するとすぐに答えがでました。
ボイル帯付近にジグを送り込むことができた直後にヒット。
ヒットした瞬間は激しく走ったのでそれなりのサイズかと思いましたが、頭をこちらに向けてからは比較的すんなり寄せることができました。
単独だったのでランディングをどうしようか迷いましたが、ロックがカンヌキをとらえているのが確認できたので、とりあえずしっかりと空気を吸わせて弱らせてから、リーダーを持ってズリ上げ。
ざっくり10キロないぐらいの小型でしたが、狙ってジグで釣ることでき、納得の1匹でした。
そちらの模様を動画にしましたのでご覧ください。
もう1匹を狙って再開するも、あーだこーだしている間に潮は緩んでしまい、ボイルも無くなってしまいました。
きっと潮が再び動けばボイルが再開するだろうと甘く考えていましたが、その後は潮があまり動かず、全くボイルはなく、トビウオが逃げる姿もありません。
表層にキハダが回遊しているならきっとトビウオが何かしらの反応をするだろうと考え、ストライク150gをフルキャストし、着底させてからはフォールを入れずにジャークし、全層を探るイメージで攻め続けると、50cmほどのカンパチがヒット。
そして14時半に回収となりました。
港へ戻り、同船者の方が運転してくださった車で今回宿泊する前浜の民宿つばきやさんへ移動。
夕食は17時半からとのことなので、シャワーを浴びた後、軽く島を探索しました。
さすが東京都だけあって、道は綺麗で港は整備されています。
神津島港までは歩いて10分ほどなので様子を見に行くと、数匹のウミガメを見ることができ、ジグでカンパチやハガツオが釣れていました。
先月はキハダ40kgクラスが何本か上がっていたようです。
こどもの日のための鯉のぼりを眺め、お土産屋で島Tを買い、商店でつまみを買い、宿に戻って食事をしながら同船者の方々と交流を。
これが島泊まりの遠征の楽しみでもあります。
翌日は沖の祇苗島のコチが鼻へ。
風裏だったので快適ですが、潮が全然動いておらず、ベイトの気配もないので、気配があるまではジグをメインに攻めることにしました。
前日と同じストライク150g、ロック7/0。
フルキャストすると北向きで40~50m、東向きで60~70mぐらいありそうなほどの急深。
同じようにフルキャスト後の着底から、フォールを入れずに一気に回収する方法で攻めます。
するとカンパチやハガツオは釣れてくれましたが、狙いのキハダの気配は8:05に烏帽子のはるか沖であったボイル1回のみで、結局最後までキハダの姿を見ることなく納竿を迎えました。
キハダの群れが島から離れたという話を聞きましたが、相手はマグロなので神出鬼没。
まだチャンスはあると思います。
日帰りで釣行できる磯でキハダが狙って釣れることは非常に珍しいことですので、もし釣れ続いていたらぜひチャレンジしてください。
ただ、残念なことに知人からマナーが悪いルアーマンの話も少し耳にしました。
島を愛されている常連の釣り人の方のことを考え、譲り合いの精神はもちろん、マナーを遵守し、みんなで楽しめるよう釣行していただければ幸いです。
担当者2 西浦伸至
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