98・佐渡モンスターを求めて2023
●釣行日
2023年6月2日~4日
●ポイント(場所)
新潟県佐渡島
●名前
担当者2
●使用ルアー/ジグ
GT-γ140、舞姫120、ラプトル180
●使用フック/サイズ
ST-66#3.5/0~5/0
●魚種/全長(cm)
ヒラマサ82~90cmぐらい:2匹
●釣果コメント
毎年梅雨時期に入ると、新潟県佐渡島には大型ヒラマサが接岸してきます。
以前はトビウオの接岸時期とリンクしていたと思うのですが、ここ数年トビウオの魚影は薄いものの、その影響でヒラマサが極端に減ったという話は聞かないので、トビウオとは関係なくヒラマサは回遊してくるのだと思います。
トビウオの減少ですが、アゴ出汁ブームの影響でトビウオ漁が盛んに行われるようになったため、佐渡までトビウオの群れが到達しなくなったという説も。
単なる年による魚影のムラであれば良いのですが…。
そんな佐渡に本年も6/2~6/4の旅程でチャレンジしてきました。
6/1に仕事を終えてからそのまま一人で新潟港へ向かって走り、少し寝て朝イチのフェリーで佐渡へ。
天候は雨で強風の予報ですが、波はほとんどありません。
佐渡入りしてすぐ数件の渡船に電話したところ、高瀬漁港の芳福丸さんが出船するとのこと。
天候が悪いため、他のお客さんはフカセ釣りの方が2名。
まずフカセ釣りの方を確か望という磯へ下し、私は北のほうにあるオンベという磯の北側に下していただきました。
広く低い磯で、西側には広大なシャローエリアが広がっています。
太腿まで水に入れば南側にも行けますが、とりあえずは北側で粘ることにしました。
この時期は基本的にダイビングペンシルがメインなので、17~24cmのペンシルをローテーションしながら投げ続けます。
ベタ凪で潮は動かずまるで池のような海面。
雨が降り続けるなか淡々と投げ続けていると、沖でチェイスのようなものがあり、その数投後に手前で弱いバイトがあったもののフッキングせず。
ヒットには至らなかったものの、このバイトだけでモチベーションを保つには十分。
いつヒットするかわからないモンスターのヒットを妄想しながら、徐々に強まる雨の中、淡々と投げ続けました。
その約3時間後、湾奥から流れ藻が流されてくるようになりました。
風が潮汐からはわかりませんが、緩いながらも潮が動き出したようです。
その直後、ラプトル180+ST-66#3.5/0にバイト。
派手さに欠けるバイトでしたが、一気に竿が引っ手繰られ、竿を立てさせてもらえることもなくフックアウト。
一瞬のことでしたが、あれだけの負荷が掛かっていたのでフッキングはしていたと思うのですが…。
それなりのサイズだったと思いますので、とにかく残念。
ついに時合いの到来かと期待しましたが、湾奥から雨の影響で泥濁りが流れてくるようになりました。
それほど食いに影響はないようですが、モチベーションは下がります。
すでに濡れ鼠になってしまって今更太腿まで海に入ったところで何も変わりないので笑、思い切って南側へ移動することにしました。
すると北側とは違って南から北の潮が結構動いていて、いかにも釣れそうな雰囲気。
もっと早くにこちらへ来ていれば良かったと後悔。
移動後の1投目。
舞姫120-220+ST-66#5/0にまさかのチェイス。
そして2投目、フルキャスト後の数ジャーク後にド派手なバイトでヒット。
途中からやけに寄ってこなくなったので大型かと思ってましたが、リアフックが腹に刺さっていたためでした。
80cmちょいのまずまずサイズ
その後も数回チェイスがあったものの、フッキングには至らず。
17時に回収となりました。
翌日もこのエリアの沖磯にチャレンジしたかったので船長に出船できるか聞いたところ、翌朝にならないとわからないとのことだったので、出直すことにしました。
2日目、南西風が強く、ウネリが出始めていたので渡船は難しいと思いつつも、一縷の望みをかけて渡船乗り場で出船を待ちましたが…予定の5時に船長から出船不可のお知らせが。
沖磯が駄目でも多くの地磯があるのが佐渡の強み。
歩いてすぐの「こんな磯で!?」みたいところでもヒラマサが釣れるのが佐渡です。
海岸線を走りながらポイントを探していると、好きなポイントに車が一台しか止まっていなかったのでエントリーすることにしました。
足場が良いポイントには先行者の方らがいたので、軽く挨拶して反対側へ。
バックスペースがあまりないので投げにくいものの、水深はそれなりにあって釣れそう。
出遅れはしたものの、まだ朝まずめの時間だったので、期待しながら投げ続けていると、横から飛び出す高活性なバイトがあり、一発でヒット。
目立った根はないものの、右へ回られると厄介なので、身切れ上等のラフファイトで寄せてきます。
足元までは寄せることができましたが、数度の締め込みの後にフワッ…覚悟したうえのことですが、身切れでフックアウト。
仕方ありませんが、やっぱり悔しい。
再開してしばらく投げ続けましたが、風が強まって釣りづらくなったので、少し立ち位置を移動。
12時に一度車に戻って昼食をとってから場所移動しようと決めていましたが、その3分前にGT-γ140+ST-66#5/0にヒット。
今回ももちろんラフファイト。
ラインを切られるぐらいなら、身切れでバラしたほうが精神衛生上マシと考えているためです。
かなり身切れはしていたものの、無事キャッチ。
90cmぐらいのコンディション抜群の個体でした。
初日に釣った魚を宿で使ってもらうため尖閣荘さんにクーラーを置いていたので、一度宿に戻って魚をクーラーにしまい、若旦那の西野さんと軽く情報交換。
先ほどの磯に戻って竿を出したら釣れる確率は恐らく高いものの、せっかくの単独釣行ですし、すでに釣果はそれなりにあったので、この機会に今まで竿を出したことがない地磯を巡ろうと考え、その後は地磯を転々。
3か所回ってノーバイトに終わりましたが、ポイントの選択肢を増やすことは今後につながるので、無駄な行動ではないはず。
尖閣荘さんに通い始めて結構経ちますが、佐渡の魅力は食にもあり、年々腕を上げる若旦那の料理に舌鼓を打ちつつの釣り談義も楽しみの一つ。
この日は船長としてお客さんにクロマグロを釣らせた動画や、西野さんが近くの地磯でヒラマサを上げた動画を食堂のテレビで見ながら、他のお客さんも交えつつ大盛り上がりでの食事となりました。
最終日も天候は回復せず、渡船できないため、引き続き初めての地磯へエントリー。
モンスターを求めて投げ続けましたが…終了時間間際にトビウオが1回跳ねただけ。
10時に納竿し、12:40のフェリーで佐渡を後にしました。
本年度も10キロオーバーが何本か上がっており、未確認ながら20キロオーバーが上がったという話もあったようです。
数は出ないものの、大型ヒラマサと出会える確率が高いのが6月の佐渡。
佐渡モンスターを求めて、ぜひチャレンジしてください。
当日のバイトやヒットシーンを動画にまとめておりますので、よろしければご覧ください。
担当者2 西浦伸至
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