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2018.05.11

オフショアで学んだ事。

●釣行日    :2018年4月22日
●ポイント(場所):島根県・隠岐の島(浜吉丸さん)
●お名前    :大澤 翔

●使用ルアー/ジグ:撃投ジグ レベル130g、ラピードF230他
●使用フック/サイズ:ST-56 3/0、ジガーミディアム 5/0他
●魚種/全長(cm):ヒラマサ

 

3回目のレポートです。
投稿が遅くなってしまいましたが、記憶に残る釣行となったので報告させてください。

 

今年はGWの混雑も踏まえ、少し早めの釣行スケジュールを組みました。

当日は6時ごろに渡礁。後ほど前日に別の磯で瀬泊まりされていた方も渡礁され、

挨拶と前日の海の状況などの情報交換をした後、2人で朝焼けの空を眺めながら釣りを開始。

アングラーの特権とも言えるこの美しい光景は、何度見ても心が洗われるような感覚を覚えます。

 

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目の前のフィールドの状況というと、当日の潮は多少流れてはいるものの風も無く、

ベイトの気配も感じられず、とても穏やかでした。

 

まずはダイビングペンシルを中心に誘い出しをおこなっていきます。

ミドルジャークやショートジャーク、コンビネーションジャークとアクションのパターンも変えながら投げ続けましたが反応は得られず、

その後もプラグの種類も変え色々試していくも音沙汰無し・・・

 

「反応無いですねー。なかなか思うようにはいきませんねー」なんて雑談を、

横で投げられている方と時折交えながらお昼前までひたすらキャストを続けました。

何かの縁でたまたま同じ磯で一緒に釣りをする事になった訳ですが、

今朝初めてお会いしたにも関わらず、こうやって楽しい時間を過ごす事が出来ている事にこの時ふと気づき、

改めて釣りって素晴らしいな、と思った事を今でも覚えています。

 

その後、同礁者の方が昼の便で帰られるという事で一緒に荷物をまとめ直した後、私は仕切り直しでルアーを大型のダイビングペンシルへ。

ふと海を見ると、沖の方で青い魚影らしきものが一瞬。

「もしや・・・」と思いルアーを沖にめがけてフルキャスト。

そして数アクション後、急に水柱が!!

ロッドに重みを感じてから、フッキングを2度ほど入れると、直後から今まで経験した事のない強烈な引きが。

 

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ロッドを立てるだけで必死でしたが、同礁の方の「頑張れー!!!頑張れー!!」と大声での応援もあり、

全身を使ってポンピングを繰り返し、少しずつ距離を詰めていく事が出来ました。

しかし足もとまで寄ってきたところで、突如根に向かって突っ込み「やばい!」と屈んで踏ん張ろうとするも、

完全に魚に主導権を握られ、その直後にフックアウト。

反動で後方へ吹っ飛ばされました。

同礁の方にあれだけ応援していただき、ギャフの準備までしてもらった中でのバラシはとても悔しかったのですが、

別れ際にも暖かい言葉をかけてくださりました。

 

その後、状況連絡を取っていた仲間からも応援の言葉をもらい「絶対に釣ろう!」と気持ちを切り替え、再び釣りを開始。

 

ここでアプローチの方法を変えてみることに。

午後になると潮がだいぶ流れるようになり、ここでルアーをプラグから撃投レベルの130gへ。

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当時、潮が左から右へ走っており、130gでも底は取れるものの2回ほど底を取った頃にはジグはかなり流されているような状況。

午後から磯は自分一人だけになったので、撃投レベルの水平フォールでジグを意図的に流れさせエリアを広く探る手法へ。

その際、ロッドの反発でジグをフワッフワッと飛ばし、弱ったベイトが潮に流されて漂っているようなイメージでのアクションを意識しました。

このロッドの反発でジグを飛ばすという感覚はオフショアのスロージギングを通じて学んだ事で、

同様にオフショアのキャスティングゲームではダイビングペンシルでの誘い出しを、

オフショアの青物ジギングではジャークのパターンやそれらのジャークに伴うジグの海中でのアクションをイメージする力を培ってきました。

フルキャストからの2度目の着底後の数ジャーク直後、ジグを食い上げるような感覚が。

すかさずフッキングし、ファイト体制に移るもそこまで暴れる事も無く比較的容易に根から離す事に成功。

しかしその直後から強烈なパワーで暴れ始め、意識的にロッドを曲げるようにし、ロッドの反発力も利用して時間をかけて少しずつポンピングで距離を詰めていきました。

ようやく足もとまで寄せて来ることができ浮かび上がってきた魚の姿を見ると、今まで見た事も無いようなサイズ・・・

心臓が更にバクバクと鼓動しました。

 

その瞬間、突如その魚は体を反転させ一気に根に向かって走り出し、ドラグが激しく出されます。

午前中の二の舞にならない様、なんとか踏ん張り根への突っ込みを阻止。

再びゆっくりとポンピングを開始し、途中また何度か勢いよくドラグを出されては時折ハンドドラグも用いながら踏ん張り巻き上げていく、

といった磯際の攻防を何度か繰り返し、ようやく海面まで浮かす事に成功。(この時の鳴り響くドラグ音は軽くトラウマになりそうなぐらい怖かった)

しかし、釣りを開始する前に事前にランディング位置をイメージしていたものの、

単独でのランディングは今まで経験もなく、当日は波もあまり無く、寄せ波を利用したズリ上げも苦戦。

何度か寄せては流されを繰り返した後、タイミングを見計らって強引にズリ上げ。

直後にフックが外れてしまい、一瞬もう駄目かと思ったが、無我夢中で魚を掴み、何とか陸に上げた時にはもう手足がガクガク震えるくらい嬉しさがこみあげてきました。

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ジグでのヒット、ボトムからのファイト、今まで経験した事のないような強烈なパワー、単独でのランディング…と初めての連続でしたが、

絶対に釣る!!と必死の思いでファイトした末にキャッチする事が出来たこのヒラマサ。

 

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後の計測で、夢であったメーターオーバー、10㎏オーバーだった事が分かった時は凄く嬉しかった。

でも何よりもキャッチ出来た事を報告した時に共に喜んでくれた仲間と船長の存在、

そして午前中に一緒に釣りをし、ファイトの際も応援してくれた同礁の方に結果という形で応える事が出来た事が何よりも嬉しかった。

皆さんのおかげで夢の一尾を釣る事が出来た、と本当にそう思っています。

この場をお借りして、本当にありがとうございました。

全てが記憶に残る釣行となりました。

 

2018.05.11 09:25 | Categories:撃投釣果投稿
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