どうしたら次のステップに踏み込むことができるのか
●釣行日 :2018年6月30日
●ポイント(場所):島根県隠岐エリアで勉強中
●お名前 :平尾祐太
●使用ルアー/ジグ:撃投ジグ105g
●使用フック/サイズ:SF-40コンプリートアシスト 5/0
●魚種/全長(cm):狙う魚種は、ヒラマサ!
「投げてゆっくりしゃくっていれば、そのうち釣れるよ、あまり気張らないで。」
いつか年齢を重ねて、自分よりずっと若く、
しかし若かりし頃の自らを見ているような、
そんな同じ志を持つ者と釣りに行く事があるならば、
まずはこのように教えてあげたいな、と、こう思います。
そんな時が来た時の為という訳ではありませんが、
今はヒラマサの未だ知り得ない部分をもっと知りたいと、
そう思い1投1投に気持ちを込める他に手段がありません。
すみません!
とてつもない入りから書き始めておりますが、
このレポートは釣行記ではありませんし釣果報告でも御座いませんので、予めご了承下さい。
この1~2シーズンほど、私自身のヒラマサ狙いの釣行で、非常にモヤモヤした状態が続いているんです。
ヒラマサという魚には、特にショアから狙うヒラマサには私たちを惹きつけて止まない強い魅力がありますが、
どうしたらもっと上手く釣れるようになるのか、どうしたら次のステップに踏み込むことができるのか、
そういった部分に焦点をおいた釣行に臨んでいます。
しかし元々結果に繋がりにくい釣りであるため、自分の中でも糸が途切れ途切れで魚まで追い付かず、
リセットする意味でも一度文章として書き起こしてみようと思いつきました。
そんな中、撃投担当の吉成さんと、たまたまやりとりさせていただく機会があり、
このサイトは釣果が無くても、釣行記でなくても大歓迎なので書いてみてと後押しをいただいたこともあり、
やや精神論めいてしまいますが駄文を投稿させていただきたく思います。
私のルアーフィッシングの起点はシーバス釣りです。
なかなか簡単には釣れませんでしたが、先輩の上手い人に師事を仰ぐと、
投げてゆっくり巻いていれば釣れるよ、などと簡単に言ってみせます。
後に分かるのですが、投げての「な」の時点で既に考え尽くされていて上手い訳です。
シーバスのことを良く知ることができる程慣れていて、狙う所作の全てが流れるような意味を成す頃に、
言葉で説明することの方が難しいぐらい「自分の調子」が出来上がるのだなと思いました。
近年このことを再認識したのが渓流でのルアーで狙うヤマメ釣りです。
これはキャスト精度がかなりモノを言う釣りなのですが、
ここぞのポイントでは1投で確実に仕留めないと、スレて釣れなくなると言われています。
実際そういった場面には頻繁に出くわし惜しい思いをすることが多々ありますが、
ごく稀に、同じポイントに向けコースや立ち位置やニュアンスを少しずつ変えながら20投30投している内に、
痺れを切らしたようにドスッと食ってくる事があります、しかも尺オーバーの良型が。
もっとも、確信に似た何かを感じるからこそ粘り続けるのですが、
1投で仕留めないとダメだという意識を根本から覆すものでした。
これに加えて餌釣りとフライフィッシングで狙うヤマメという側面も会得すれば、
もっともっと面白くなる・・・のはさておき、
ヒラマサ釣りだってきっともっと反応を得られる手段があるはずです。
それも、普段やっている釣りを少し変化させるだけで、結果までも変化するのではないかと考えます。
まだ無理やりこじ付けで因果応報まがいのことを感じている程度ですが、
「キープキャスト」については特に思うことが残るようになりました。
ヒラマサって、ベイトに囚われないややニュートラルな時は超低速で泳いでいると思います。
しかも多少でも居心地が良い要素があれば、割と長い時間その付近に居るように思います。
っと、仮定します。
そんな所に謎の鉄塊がヒョンヒョンしてたり、水面を謎の木片がバチャバチャしてたり、
しかも何度も何度も何度も何度も同じコース同じ動き、これではスレて食ってくるどころか、
本当は近くに本命が居たことさえ知らずに過ごしてしまうことになります。
キープキャストとは、ただ休まず投げ続けることだけに固執すれば、
もしかしたら少し勿体ない状態かもしれません。
1投ごと1セットごとにアクションを可変させ、投入点を左右遠近に振り、
連続で投げるばかりでなく数分のインターバルをとってみたり、
そうして海からの返事を、正解パターンを探り続けること、
釣りを組み立て続けることがキープキャストなのではないかと思います。
休憩した後の1投目であっさり釣れた事って無いですか?
立ち位置を変わった友人がすぐ釣ってみせたりとか、
足元に来た最後のセットで疲れてオッサンジャークにしたら食ってきたりとか、
これが最後の3投と決めて全力キャストの全力ジャークで食ってきた事って無いですか?
これって、さっきまでと違うことしてるから反応したんじゃないでしょうか。
だとしたら、さっきの違ってたことは繰り返してはいけないし、
反応がないという反応を最高の糧として次キャストに生かさないといけない。
もしかしてヒラマサは意外と賢くて、いつも近くでジグやプラグを見てるんじゃないでしょうか。
こう考えるようになってから、釣行一日が早く過ぎるようになってしまいました。
自分のヒラマサ釣りを何とかもっと面白くしたい、何とか次のステージに立ちたい。
1釣行ごとに成長を感じたい。
多くのショアアングラーが思っていることではないでしょうか。
この記事を目にとめていただいた諸兄の皆さまや、
ガシガシ釣ってしまうメーカープロの皆さま、
もっとこんなネタあるよ~をご教示ください!(笑)
釣行記でなくとも大丈夫との御墨付きをいただいてますので!(笑)
と言っても、本来の釣行記とかなり逸脱した記事になってしまいました、大変失礼いたしました。
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