227・何故?を考える楽しさ
・お名前:糺 和樹
・使用アイテム:ソルトワールド2015年6月号
・魚種:なし
釣果もなければ、釣りにも行っていないのに、今日は「針」について投稿させていただきます。
検証も含めて約2年かけてプラグのフックをカーブポイントの物に入れ替えて使用してきました。
元々はカルティバ のST-66シリーズ・STX-58シリーズを好んで使用していましたが、「カーブポイントのフックはウッドルアーにフックサークルが付きにくいよ。」
こんな話を聞いて、それならばとカーブポイントフックを導入してみた次第です。
そして約2年、最近よく感じるのが「バラし」が多くなったことです。
おそらくこれまでと同じタイミングのフッキングでは合っていないのでしょう。
一呼吸置いてからフッキングすれば解決するのでしょうが、長年STシリーズを使ってきた感覚が咄嗟に出てしまっているように思います。
そして肝心のフックサークルや塗装の剥がれについてですが、たしかに傷付きにくく効果はあるような感じもしますが、「無傷」ではありません。
何十、何百と投げていると当然傷はつくものです。ストレートポイントと比べて「多少」遅い程度です。
今年の春にこんな事がありました。
新品のダイビングペンシルを数投した後チェックすると、すでに塗装が大きく剥がれている物があったのです。
それを見た時に「長持ちどころか、おろしたその日に塗装剥げてるやん!しかもフッキング上手く決まってへんやん!なんか…やってること意味あるんかな?」こんな思いが頭をよぎりました。
また、自分ももう少し若い頃はルアーを長持ちさせたい、そんな思いが強かったのですが、40歳も近くなった最近は「道具は使えば傷付く物、そんなことよりせっかく反応してもらえた1バイト、きっちり魚と繋がりたい」そちらの思いが強くなってきました。
強くなってきたというよりかは考えが明確になってきたといったところかもしれません。
「何故それが必要なのか?」
どのみち傷は避けられないものをかばうことをやめた時、針に一番必要な要素は何か?
私にとっては初期の掛かりだと思いました。
相当数のフックをカーブポイントに入れ替えたので戻すのにまたしばらくかかりそうですが、約2年、実際にやってみて自分の釣りに合った針の形状がわかったことは財産かなとも思えました。
そしてそんな折、部屋の掃除をしていて8年前のソルトワールドが出てきたのでふと【ハリ屋が語るハリの話】のコーナーを開きました。
そこには主にプラグのシングルフックについてのことが書かれていましたが、とても大切だなと感じさせられるものでした。
「あっちゃー!8年前に答えは教えてもらってたんや!」
そんな思いになりました。
でもその時は針に対してそこまで何も考えてなかったから響かなかったのだろうと思います。
改めて、コツコツかもしれませんがこの釣りを続けてきて気付けばあの時よりは深い世界を少しは感じられているのかなぁ〜?なんて物思いにふける夜となりました。
※ストレートポイントのフック、カーブポイントのフック、どちらが良いとかどちらが悪いとか、そんな話ではありません。
自分の釣りに合った、または合うだろうと思ったという話ですので、人それぞれ適合フックは変わってくると思いますのでそのあたりご理解ください。
また是非、「何故これを使っているのか?」等を今一度考えるキッカケになればと思い投稿させていただきました。
ありがとうございました。
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