担当者より【新しいSTX、ブラックフィンスペシャル】
おはようございます。
先日、久しぶりに渡船を使って磯釣りに行きました。
自分の膝が、術後どこまで回復したか、
お試しのような感覚での釣行でした。
そこで、まだまだ、完全には程遠いことを
実感する釣行にもなりました。
1年以上にもなる、ブランクで減退した
「磯感」に加えて、身体機能につおても、
相当な時間をかけて取り戻さないといけません。
そのことを確認できました。
さて、新しいSTX 「ブラックフィンスペシャル」
これはその名の通りヒラスズキを想定したフックです。
なにをもって専用を謳うのか?
話し出せば長くなりますから、
簡潔に3点に絞ってみます。
★①ヒラ専用タックル、バイトスタイルへの特殊性に
・ヒラスズキは、かなりの大型でも「コン!」という
繊細なアタリを見せるときがありますね。
これを瞬間的にノセなければなりません。
そういったバイトに対応するため、
ロッドもおおむねティップがしなやかな設定のものが
用いられます。
そのバイトの刹那は、人間の反射能力というよりも
事実上ハリ先端の機能性に依存せざるを得ない状態です。
まず、ハリ先が掛ける。
次にカエシの下まで貫通させる。
掛かること
刺さること
それは別のことですから、
掛けたあと速やかに貫通へ移行をしなければなりません。
その2ステップを極めるための鋭先設定にくわえて、
ハリ先は極僅かに、微かに、カーブしており、
掛かったあとの貫通をサポートします。
ティップのしなやかなヒラタックルでも、です。
・ハリ先は命です。
ハリ先1極の鋭さを錆による摩耗から守るための
亜鉛コートを施してます。
画像をご覧ください。
これは弊社テスターでヒラスズキを得意とする郡山さんが
10回以上使用したものです。
亜鉛がハリ先を錆による摩耗から守り、
鋭さを維持しているのです。
まだ、使用できる状態だそうです。
★★②青物と混棲するフィールド特性
どうしても、ヒラスズキと青物、この2魚種は
フィールド特性から掛かってしまいます。
どちらを狙ったいても、互いに掛かってしまいます。
ブラックフィンSPは
パワークラスはSTX58と同じ「5」ですから、
不意の青物にも対応できる強度を持っています。
この撃投サイトによくレポートくださった
ヘルメットおじさんさんが、パワークラス5で
30キロ近いGTあげてらっしゃるレポートも、
過去にはあります。
強度は、あります。
★★③磯際の不規則な引き波、うねり、サラシなどでのフックアウトについて
STX‐58は、
ぐいぐい強引に寄せたいときに荷重分散するので、
口切れを防ぎます。
それによりハリ穴拡大を防ぎ、バラしを防ぐ狙いです。
特に磯際で真下から浮上しヘッドアンドテイルで
急速に突っ込むカンパチ独特のバイトや、
ヒラマサの緩急などに、力技で対応できます。
また大型のヒラスズキをロングディスタンスから
強めに寄せてくるためにも必要な機能です
(開発当初の狙いはコレでした)。
つまり、強引なファイトにも
肉切れを防ぐのとに比重を置いています。
その一方、ブラックフィンSPは、考え方が真逆です。
肉切れはしてしまいますが
磯際の波にもまれて、ラインテンションが、緩み、
張り不規則になりやすいヒラスズキを、
一角フォルムでバラしを防ぐ。
つまり水面付近を境界に
テンションが不規則になりがちな状況でも、
「ハリ抜け」を防ぐ形状なのです。
たとえ肉切れしても、抜けにくいフォルム。
これは青物とは異なる、ヒラスズキの
水面境界での首振りやジャンプなどに対して、
バラし防止に軸足を置いています。
※さて、当のわたしはこのハリで
まだ魚を釣ったことがありません。
釣りに行きたいですが、
先日の沖磯釣行から理解できたことは
「ハードなヒラスズキはまだ、俺の脚では、無理」
という事実です。
ヒラスズキはハードです。渓流に似ています。
ワンショットを大事に、移動を繰り返す釣りですし。
2投めが、ほとんどの場合許されません。
ゆえに、立ち位置修正や移動を繰り返します
おおむね舞台は地磯になります。
ショアフィッシングの極みと言ってもいい釣りです。
行きたいけど、無理だとわかりました。
皆さんも、膝を含め故障には、ほんと注意くださいね。
※永く、つりばりのデザインを担当してきました。
おおむね、どのようにすればどういった
つりばり機能果を得られるかは、
デザイン段階で想像できます。
皆様も自分の職業領域で、30年、
そればかりやればかなりの専門性かと思います。
ワタシの場合は、それがつりばりでした。
コロナが落ち着いて、
いまはもうガチな釣り人しか残っていません。
STXは、佐田岬で橋本さんと行った
夜の大型ヒラスズキ釣りがきっかけでスターとしたことは、
何度かここでもお話しました。
課題から、カタチが生まれます。
皆さんが、ブラックフィンSPの特性を、
余すことなく引き出し、大型のヒラスズキや、
青物を記憶に残る1尾にしてくださることを、願いますよ。
発売は来年の晩春となりそうです。
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