107・地元北海道からロックショアの聖地長崎県五島列島へ
●釣行日
2024年3月27日
●ポイント(場所)
長崎県上五島北部の沖磯
●お名前
しらい
●使用ルアー/ジグ
撃投ストライク 105g
●使用フック/サイズ
ジガーライト早掛 4/0ツイン
●魚種/全長(cm)
ヒラマサ 90cm
●釣果コメント
いつかはチャレンジしたいと考えてはいたものの、
なかなか実行できず、なんとなく
初夏の北海道ロックショア開幕に向けて冬眠中の3月3日。
とあるルアーイベントで数ヶ月ぶりに釣り仲間と再会し、
「今月末に五島列島に遠征に行く」
「6日間の行程で急遽決まったので、
都合が合わないと思い1人で挑戦してきます」と
教えてくれました。
考えるより先に「僕も行きたいので
一緒に行っていいですか」と言葉が出てしまった(笑
誘われてもいないのに快諾してくれた釣り仲間には
本当に感謝しかありません。
6日間と言いつつも、
千歳空港→福岡空港→上五島への往復移動で
2日取られるので、実質釣行できるのは、
上五島滞在する3泊4日。
初日と最終日は地磯をランガンし、
2日目に沖磯に行こうと予定していた。
地元の地域は渡船屋さんがほとんどなく、
渡船のルールもよくわからないので、
YouTubeや島中の渡船屋さんに連絡し、
料金やルール等を事前に確認。
当日の天候も考慮し、上五島北部の渡船屋さんを予約。
朝5時から港を出航。
この時期、北海道は4時半から明るくなるのですが、
長崎は5時でも真っ暗(怖
沖磯へ上がる際、中乗りさんから
「灯台下の1番という磯です。
干満差があるので荷物は上にあげてくださいね。
回収は17時です」と教えていただきました。
聖地五島。そこまでヒラマサ経験値が無い私にも
チャンスがあるかも…なんて淡い思いを待つも、
何事もなくあっという間に16時(泣
足元にマイクロベイトが泳いでいるので
ベイトっけは十分。
前日のアジングで
相方が釣ったアジから吐き出されたトウゴロイワシ。
午前中の下げ始めに相方がジグでワラサをゲット。
相方からたくさんのヒントをもらい、ひたすら集中。
お昼頃に撃投ストライク125gが根掛かりで
いくつか殉職していたため、手持ちジグが乏しい…
潮が動き出すと125gでも底が取れなかったが、
ナチュラルカラーの撃投ストライクが
105gしかなかったので、
ジガーミディアムのロック9/0シングルフックに
ストライク105gを装着。
下げ止まりのため一度潮が落ち着き、少し経つと、
我々の200m前方に巨大な渦状の潮のヨレが出現。
それがゆっくりゆっくり手前に寄って来た。
射程圏内に入ってきたヨレの中をジグで通すと
右方向に流され始めた。
105gで底が取れなくなってきたので、
キャスト直後だけ着底させ、10シャクリ。
二回目のフォール以降、秒数でフォールさせることとし、
手前の根掛かりに気をつけて5シャクリほどした時に、
「トンッ」と魚からの初めての当たりが!!
魚が回ってきた確信と、
相方の宣言通り時間に時合い突入を感じると同時に、
もしかしたらさっきのバイトが浅くて、
ロック9/0だとフックを吸い込みきれないからでは無いか
という考えが頭の中で浮かんできた。
普段地元海域ではジグ60~80gにロック5/0を。
100g以上はロック7/0のシングルを
好んで使うロック信者で、
今回、春マサのサイズを意識して普段では使わない
9/0を使用しているが、
もしかしたら魚の吸い込みの悪い日には
ヒットに持ち込まないのでは…
考えがまとまらず、
せめて刺さりのいい新品フックに変えようと
タックルボックスを開けると、ふと以前に作った
ジガーライトの早掛4/0新品ツインフックが
目に止まった。
普段のセオリーでは全く無かったですが、
これでかけれなかったら諦めがつくかなと思い、
貴重な時合いの時間にフックのみ交換。
この時点で時計を見ると16時42分(泣
再び撃投ストライクを潮のヨレへフルキャストし着底。
10シャクリ後再びフォール。
先ほどのあたりが中層だったので、
中層を意識的に通すイメージ。
フォールから3シャクリ目
「ドンッ!」という感触とともに竿が曲がり込む。
魚からのお触り直後、
フック交換から一投目のヒットでした。
何回かの追い合わせを入れたが、初動の手応えで
「これ結構いいサイズの奴」感が伝わって来ていた。
遠目でバイトさせたので根に入られないように、
随時頭をこっちに向かせながら寄せてくる。
途中チリチリとドラグが出ていたので
少しきつめにドラグ調整し徐々に足元へ。
残り30mぐらいの時「ビン」という感触とともに
テンションが瞬間的に抜けてしまった。
一瞬バレてしまったかと思ったが
幸いなことに魚はまだついている。
「フックが一本外れたんだ…」無茶が出来ない状況
転じるとともに、普段に使ってこなかった早掛4/0に
「どこまでやっちゃっていいか」の経験値が無かったので、
めちゃくちゃ弱気に…
掛かり方も不安になったので、
口切れ防止にドラグを少し緩めに再設定すると、
今まで大人しく寄ってきた魚が、
ドラグを出しながら手前の根に走り始め、
止めることも出来ず、
ラインがズリズリ根ズレしてる感触が伝わってきた…
ベールを一度フリーにして沖に泳がせる作戦をとったが、
思いに反してべったり根にくっついて
離れないヒラマサに四苦八苦。
絶対取りたい一心で我慢の時を10秒ほど過ごしていると
根から抜けて来てくれたため、慎重にやりとりし、
水面まであげた後、最後は相方のアクロバットタモ入れで
なんとかキャッチ。
大人になって人と握手する瞬間なんてそう無いけど、
キャッチ出来た安堵感と達成感で相方とガッチリ握手。
自分の立てた目標が達成されて
一緒に夢を叶えてくれた相方には
本当に感謝しかありません。
キャッチ後の写真を撮ろうとブツ持ちしていると、
視界の端から渡船屋さんの回収が登場し
最後は慌ただしく退散することになりました(笑
血抜き後5.9kg 90cm
北海道で2~3キロのヒラマサ体験しかない私には
納得できるサイズでした。
魚の掛かり所についてはタモ入れ後、
すぐに外れてしまったので、確認が出来なかったですが、
今回、フックの選択で明暗を分けた釣果かなと感じました。
後日、ロックの番手を7/0や5/0に下げた方が、
掛けてからもっと安心できたかな?
そもそも撃投ストライク105gに対し、
ロック9/0とリーダーの太さ的に
ジグがしっかり動いてなかったかな?と振り返ったり、
まだ手を出していないホールドやファイアフック等を
普段から使って、自分の引き出しを広げておけば
もっと違った展開だったかな?と
フックについての重要性を考えさせられる
釣果になりました。
・水面まで上がってきたヒラマサの鮮やかさ
・釣果を一緒に喜んでくれた相方
・一級ポイントに乗せてくれた渡船屋さん
・その他魚種も自己記録更新の連続
おかげで一生忘れられない上五島遠征となりました。
ロッド: ゼナック ミュートスアキュラ100H
リール:ステラsw14000XG
ライン: よつあみ エックスブレイド フルドラグ5号
リーダー: DUEL パワーリーダーカーボナイロン100lb
以上初めての投稿でした。長文失礼しました。
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