GEKITO FIELDS

解説:井丸博之

【和歌山県中紀】小浦一文字

エリア名…和歌山県中紀
ポイント名…小浦一文字
渡船名と連絡先…照ちゃん渡船さん、神谷渡船さん、浜吉丸さん 他
主なターゲット…シイラ、メジロ~ハマチ、サワラ~サゴシ、タチウオ 他
シーズン…シイラは4月~9月末ごろ 最盛期は6月前後
推奨使用タックル…MHクラスのシーバスロッド、Hクラスのショアジギロッド→いずれも10フィート前後
50g前後を投げられるオフショアキャスティングロッド→7フィート前後
推奨使用ルアー…フローティング、シンキング各種トップウォーター、ワインド
推奨使用ジグ…撃投ジグ、エアロ
推奨使用フック…♯1/0~♯2前後のバーブレスフック

和歌山県中紀の日高沖にある小浦一文字。
周辺の沖磯も含めてここには餌、ルアーともに釣り人が大勢渡礁されます。
狙うことができる魚種が多い、比較的足場が良い、人員収容力があるなどの魅力溢れるポイントであるためです。
夜明け前に各渡船屋さんから一番船として出港が始まります。
一定時間おきに送迎の船がきますのでトイレもそのタイミングで船のものをお借りできます。

沖一文字では沖向きと陸向きとで餌、ルアーの釣り師の棲み分けがそれとなくなされていることも人気ポイントの要因かもしれません。
沖向きには餌でイサギ狙い、陸向きにはルアーでシイラや青物狙いという大まかな棲み分けです。
陸側では両端が人気ポイントです。

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灯台側は以前の大型台風により足場が傾いてしまっているため少し投げづらい面もありますが、高い位置からシイラを観察できます (笑)
遊泳するシイラ、ルアーにアタックしてくるシイラなどです。

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先端でのキャストには少しテクニックが必要かもしれません。

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逆端は大型テトラ地帯で渡船屋大将さん曰く『むやみに立ち入ってはダメ。例年、事故で怪我する釣り人がいる』とのことです。
両端ともに潮通しが良く、シイラの群れが入ってくる一番最初のポイントであるため
これらの辺りでルアーマンがざわつきだすと釣り開始の狼煙が上がるわけです。
単発の場合もあれば横一線で同時ヒットもよくあります。
また、一文字中ほどでは青物をキャッチできる確率が高いです。

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私も50cmほどでしたがカンパチ幼魚を確保した時は予期しない引きの強さに圧倒されました。
推奨使用フックでも書きましたが、ここではバーブレスフック(鈎のカエシなし)で臨むことをおススメします。
理由はいくつかあります。
〇シイラが暴れてルアーが外れた時にこちら側に飛んでくる
〇リリースする場合、シイラの魚体に残るダメージを軽減させる
〇釣座の両隣に万が一の場合の負傷軽減
いずれにしてもシイラは獰猛なターゲットであるため万が一のことは考慮しておきたいものです。

最盛期では炎天下のもとで釣りをすることが想定されます。
沖堤防であるため日陰はほぼ皆無です。
簡易テントを持ち込む方もいらっしゃいます。
ここに臨む場合は十分な水分持参と日よけ対策とがマストです。
定期的に送迎時の渡船屋さんが来てくれますので体調が芳しくないときは無理せず撤収することも大切なことだと思います。
常連さんは朝一の時合いが過ぎると早々に帰られます。

2015.09.08 18:27
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