GEKITO FIELDS

解説:千葉栄治

【北海道】津軽海峡北部

津軽海峡
■FIELDS(ショアポイント紹介)

・エリア名    津軽海峡北部(北海道側)
・ポイント名
・主なターゲット ブリ、ヒラメ、(時期によりヒラマサ、カンパチ幼魚)
・シーズン    6月~12月
・推奨使用タックル
① ハードタックル
MAX120g程度のショア青物ロッドとあわせたリール
撃投PEフラッシュ3号にリーダー50~80lb程度
② ライトタックル
MAX50g程度のロッドとあわせたリール
撃投PEフラッシュ1.5号~2号にリーダー20~40lb程度

・推奨使用ルアー
35g~60g程度の各種プラグ
12cm~18cm程度のダイビングペンシル
ポッパー等青物プラグ

・推奨使用ジグ
青物
撃投ジグ 65g~125g
撃投ジグエアロ 80g~95g
撃投ジグレベル 80g~100g
ヒラメ
撃投ジグ40g
撃投ジグレベル 30g、40g

・推奨使用フック
ジガーミディアムロック 4/0~7/0程度
ジガーライトシワリ   3/0~6/0程度
STX-58 #1~3/0程度
ST-66   #1~3/0程度
ヒラメ
ジガーライト早掛    1/0~4/0

・釣場詳細

津軽海峡は北海道と本州を隔てる海峡であるとともに、日本海と太平洋をつなぐ大きな水道となっている。
日本海と違って干満差は大きく、海峡という環境から潮の流れもかなり速くなる。
また、クロマグロの漁場として名高い青森県大間、竜飛岬があり、北海道側も松前や戸井といったクロマグロの水揚げで有名な海域である。
北海道側は比較的遠浅な海岸が多く、ショアから青物を狙うポイントは限られるが、近年はブリを中心とした青物の資源量も多く、シーズンを通じて長く楽しめるエリアである。

津軽海峡2

青物の実績の高いポイントでは、沖合遠くが多いものの大型クロマグロのナブラや跳ねが見られ、双眼鏡で眺めているだけでもワクワクさせられるエリアでもある。
狙い方としては、底の地形に変化のある場所で海峡独特の潮変わり前後のタイミングを狙う方法に実績が高いが、漁港周辺や昆布の養殖施設などベイトフィッシュが溜まるスポットの周辺も青物の実績が高い。
いずれにしても、太平洋側からと日本海側からの潮温差と潮流の強さ、干満のタイミングを意識することがこのエリアの攻略のキモとなる。

ベイトとなっているのはシーズンを通じてイワシ類が多いが、キャッチした魚の中からはイカやイカナゴ等も確認することができる。
様々なベイトを捕食しているようでシーズンを通してジグでもプラグでも狙うことができる。

ターゲットはブリが中心となるが、初夏から晩秋にかけてはヒラマサや年によっては小型カンパチの回遊が見られる。
夏から冬までの長い期間、沖ではクロマグロの姿や大規模な水柱を見ることができ、青物もクロマグロのベイトとなっている。
ほとんどの場合は岸から遠く離れた潮目でのナブラや跳ねが多いが、イカやイワシなどのベイトを追ってキャストレンジ内に回ってくる可能性もゼロではない。

また、初夏と秋には磯や漁港の周辺、サーフでもヒラメの実績も多い。
ヒラメは磯の青物狙いでもヒットすることは少なくないため、ヒラメらしきバイトがあった場合にはテンションフォールを多用しスローに狙うなど、ヒラメ狙いに切り替えてみるのも良いだろう。

シーズンは北海道では最も早く5月には青物が確認でき、12月の最後まで楽しめるエリアである。
季節によってサイズの違いはあるが、ほぼ半年青物やヒラメを狙うことができる。
シーズン初期と終盤は大型のブリが狙えるが、食べておいしいのは晩秋の脂の乗ったブリ。
シーズン初期は初夏の南風が多い時期であり、晩秋は海が時化やすい時期。
潮流の速い場所も多く、安全には十分注意して頂きたい。

津軽海峡に面したポイントの多くは漁港に隣接し、漁港からエントリーするポイントが多い。
漁港への道路は地域の方々の生活の場であり、漁港は漁師さんの仕事場であることを忘れず、駐車場所やゴミなどで迷惑をかけることのないようにしたい。

2016.05.23 10:54
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