ウェットスーツについて
今回はテクニックではなく装備・ウェットスーツについてお話させて頂きます。
まず初めに、とても大事な事を認識しておいてください。
【ウェットスーツは泳いだり未踏の磯を目指すものではなく、あくまで安全装備の一つである】
という事です。
ウェーダーを強化・発展させたものと考えて頂くと分かりやすいかと思います。
ウェーダーは暖かく、陸上では着脱も容易でウェットスーツに比べたらお手軽な装備です。
しかし、磯では安全面でお薦めできる装備ではありません。
なるべくというか、ベタ凪以外の磯ではウェーダーは止めて頂きたいと思います。
その理由は下記の通りです。
一つは破れに対する脆弱性
転んだりちょっとフジツボ等に引っ掛けたりして穴が開いてしまうと、極端に機能が低下します。
もう一つは転倒・落水時の危険性
転倒してウェーダー内に浸水してしまうと動けなくなりますし、万が一落水すると死のリスクに直結します。
ウェットスーツは上記のリスクを相当軽減できます。
また、ウェーダーに比べてボリュームが少なく水抜けが良いのも利点です。
歩く際やちょっとした波を超える時も転倒しにくいですし、転倒しても怪我さえなければ何も問題ありません。
また、体にフィットしているので運動性能がよく、ウェーダーより疲れにくく楽に歩けます。
ちょっとした深み・スリットを泳いで超える事も可能です。
ですが、泳ぐ際は細心の注意を払い、泳がずに済めばそれが一番です。
デメリットとしてはウェーダーに比べて高価である、通気性がなく蒸れる、重ね着しにくく体温調節が難しい、などが挙げられます。
しかし釣りはあくまで遊び・趣味ですから、リスクは最小限に抑えるのは当然です。
ウェーダーだから死ぬ、ウェットだから死なないなどは言いませんが、リスクは遥かに大きくなります。
波のある磯ではウェットの着用を強くお勧めします。
さて、実際のウェットスーツの選び方です。
私自身は趣味でサーフィンをしており、釣りに使用するウェットは常に波乗り用のお古ですし、それで十分釣りは可能です。
しかし今は各社から釣り専用のウェットスーツが発売されておりますので、もちろんそちらがおススメできます。
とりあえず試してみたいという方は、リサイクルショップやネットオークションなどで安価なものをお探しになってはいかがでしょうか?
サイズについては、伸縮性のある素材なので多少小さいものも着る事は可能です。
しかし、膝の裏やわきの下、首などにウェット擦れができやすく、可能ならジャストフィットか少し大きめがお勧めです。
ただし、大き目といっても手首・足首が緩いものは避けた方が無難です。
ウェットスーツは首とつく場所から浸水してきますので、とくに足首が緩いものは要注意です。
一方、それ以外とくに上半身は多少余裕があった方が動きやすく、着脱もし易くなります。
オーダーで購入する際の参考にしてください。
素材や生地の厚さについては、想定より1ランク余裕を持たせるのが望ましいと思います。
ウェットスーツは通気性が皆無ですので、少し動くだけで結構な汗をかきます。
それが冷えに繋がり、朝マズメなどはかなりの寒さになります。
波乗りの場合は常に動きますし、ほぼ水中にいるので意外と寒くないのですが、釣りは濡れたままあまり動かず寒風に吹き晒しになりますから相当寒くなります。
逆に暑くなった場合は、ファスナーを開けたり水を入れたり、上半身だけ脱ぐなど現場で対策が可能です。
夏季などは鮎タイツやカルティバゲームタイツのような下半身のみのタイプも快適です。
また、最近は素材の進歩が目立ち、寒がりな方は保温性の高い生地を選ばれると良いかと思います。
通気性や保温性の対応ですが、各種インナーを工夫することで軽減できます。
高機能な各種インナーを着用することで濡れを減らし、不快感や低温に対応可能です。
寒い日はインナーに使い捨てカイロを貼るのも効果的です。
インナーにより各部のウェット擦れを防ぐ効果もあります。
サーフィン用、登山・沢登り用などのインナーがお勧めできます。
なお、男性なら小用の小窓付きは重宝しますし、釣り用は何よりそこが一番大きいと実感しています。
寒い時期にウェットの上半身を脱いで用を足してまた着る、かなり面倒で寒いです。
ウェット形状の1ピースと2ピースですが、それぞれ一長一短あると思います。
1ピースは浸水しにくいですが、着脱しにくい。
2ピースは浸水しやすいですが、小用も楽だし体温調節しやすく着脱しやすい。
普段行かれる釣り場やスタイルに合わせて選択して頂くのがいいと思います。
以上 簡単ではございますがウェットスーツの説明・選び方についてお話させて頂きました。
皆様のお役に立てましたら幸いです。
どうか安全に、よい釣りを。
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